モバイルファクトリー、1Q(1~3月)は売上高12%減、営業益18%減に 『駅メモ!』と『駅奪取』は移動を伴わない代替施策を実施中

モバイルファクトリー<3912>は、4月22日、2020年12月期通期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高6億6600万円(前年同期比12.4%減)、営業利益1億9300万円(同18.9%減)、経常利益1億9200万円(同19.2%減)、最終利益1億3300万円(同19.3%減)となった。
 

同社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大に備えて2月17日より原則、リモートワークとすることを決定するとともに、業務効率化による生産性向上などに取り組んだ。

ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームは、『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)において、他社IPとのコラボイベントの実施などを行ったほか、その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』において、コラボイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行った。なお、両サービスは、政府からの外出自粛要請を受けて2月より順次、ゲーム内イベントの一部中断・延期を決定しており、移動を伴わない代替施策を実施している。

また、2020年夏までのリリースを目指した、トークンを絡めた新作については順調に開発を進めているものの、感染症の動向により、リリース時期は変更になる可能性があるとしている。

コンテンツサービスは、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少しており、リソースを縮小している。

ブロックチェーンサービスは、ブロックチェーン技術を用いて発行された所有権の証明のための電子的証票「トークン」を生成・販売する場である、「Uniqys トークンマーケットプレイス」の開発に優先して取り組み、コンプライアンス充足に向けての関係各所との協議を進め、短期でのリリースを目指している。

なお、2020年12月期通期の連結業績予想は、従来のレンジ形式による予想を据え置いており、売上高32億9500万~35億4600万円(前年同期比3.3%増~11.2%増)、営業利益10億400万円~13億300万円(同9.5%減~17.4%増)、経常利益10億200万円~13億円(同9.7%減~17.2%増)、最終利益6億9200万円~8億9900万円(同10.4%減~16.3%増)としている。

新型コロナウイルス感染症の拡大は、グループの業績に影響を与えることが見込まれるものの、現時点において先行きは不透明であるため、その影響額の算定が困難とし、予想を据え置いている。
 
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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