【ゲーム株概況(5/11)】前期決算で過去最高益達成のカプコンが高値更新 Aimingは一時S高 任天堂は目先材料出尽くしの売り物に押される

5月11日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸となり、前日比211.57円高の2万390.66円で取引を終えた。経済活動再開への期待から前週末の米国市場が大幅高となったことに加え、国内も新たに感染者が確認されていない県の緊急事態宣言の解除が進んでいくのではとの期待から買い物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カプコン<9697>が年初来高値を更新した。カプコンは、前週末5月8日に発表した2020年3月期の決算が、ダウンロード販売中心の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』のヒットに加え、リピートタイトルで利幅が大きいデジタル販売比率の向上で過去最高益更新となったことが素直に評価されているようだ。

また、ブシロード<7803>やバンク・オブ・イノベーション<4393>、アクセルマーク<3624>などが大幅高し、『ドラゴンクエストタクト』が材料として潜在するAiming<3911>は一時ストップ高した。

半面、ネクソン<3659>の下げがきつく、サイバーエージェント<4751>やガンホー<3765>など主力株の一角もさえない。

任天堂<7974>は、決算発表通過による目先材料出尽くし感から続落した。


■関連銘柄
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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