ガーラ、20年3月期は売上高51%減、2.7億円の営業赤字を計上 『Arcane』『FOX』のサービス終了などが響く 減損などで1.3億円の特損計上

ガーラ<4777>は、5月25日、2020年3月期の連結決算を発表、売上高4億1200万円(前々期比51.7%減)、営業損益2億7300万円の赤字(前々期2億5000万円の赤字)、経常損益2億8700万円の赤字(同2億5000万円の赤字)、最終損益4億3200万円の赤字(同2億8300万円の赤字)となった。
 

スマートフォンアプリ事業において、2019年3月に『Arcane(アーケイン)』日本語版のサービス提供が終了したこと、同年11月に『FOX-Flame Of Xenocide-(フォックス)』のサービス提供が終了したこと、さらに多言語展開による配信を行っている『Flyff Legacy(フリフレガシー)』のアイテム販売が減少したことにより、売上高が減少した。

なお、将来収益を保守的に見直した結果、収益性の見込めないソフトウエアについての減損損失1億800万円と、『FOX-Flame Of Xenocide-』のサービス提供終了に伴う契約解除損失3000万円の合計1億3800万円を特別損失に計上したことも最終赤字が膨らむ要因となった。

なお、2021年3月期の連結業績予想については非開示。スマートフォンアプリ事業における、アプリの開発やダウンロード配信が予定どおりに進まない可能性や、ダウンロード配信開始後のアプリによる課金収入の予測が極めて困難であり、オンラインゲーム事業における既存タイトルのバージョンアップによる業績予測が極めて困難であること、さらに新規事業であるクラウド関連事業とVR事業を取り巻く環境の変化などにより損益が大きく変動する可能性が高く、適正な業績予想が極めて困難であるため、としている。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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