ブシロード、新型コロナ第2波を想定した対策を実施 役員報酬や給与、広宣費などコスト削減 在宅勤務や職住近接への補助・投資を強化

ブシロード<7803>は、本日(5月27日)、新型コロナウイルス感染症の対策として、新たに役員報酬の減額を行うとともに、コスト削減策及び第2波対策を実施することを明らかにした。これまで主力事業であるライブIP事業において、新日本プロレスの興行、音楽ライブ及びイベントの延期・中止の対応をとっているが、追加で対策を行う。


1.役員報酬の減額について
・役員報酬減額の内容
取締役及び監査役の役員報酬月額の15%~95%を減額する。

※連結子会社からの役員報酬も同内容で減額する。なお、連結子会社である新日本プロレスリングの取締役についても同社の取締役に準ずるものとして、同様に減額する。
※監査役は自主返上。
※社外取締役及び非常勤社外監査役は除きる。

・役員報酬の減額対象期間
2020年5月から2020年9月まで
 

2.コスト削減策について
従前より経費の削減に努めてきたが、現在直面している厳しい経営環境において、以下のコスト削減策を実施することがコスト管理面から望ましいとの結論に至ったという。

 ・広告宣伝費及び販売促進費の見直し
 ・従業員の給与及び賞与の減額を含む販売費及び一般管理費の見直し


3.第2波対策について
同社グループは、2020年2月17日より新型コロナウイルス感染症の感染拡大の抑制や終息に向け、迅速に対応してきた。2020年5月25日に緊急事態宣言は解除されたが、2020年11月より第2波が流行すると仮定し、以下の第2波対策を実施することを決議した。

(1)オフィス環境を整える
・従業員が会社から半径2キロ以内に引っ越す場合には、引越費用について最大30万円まで補助する。有事の際に、適宜出社できる近隣に住むことは有効と考えるため。
・ビデオ会議・電話会議等のための機器の購入など在宅ワークのための投資は、引き続き積極的に行う。
(2)従業員の在宅ワーク環境を整える
・自宅のインターネット環境、在宅ワークのための机や椅子等の購入費用として、従業員に一律5万円を支給する。


なお、新日本プロレスの興行、音楽ライブ及びイベントを再開できるようになった場合に、ただちに対応できるよう、準備していく。

また新型コロナウイルス感染症の状況を注視し続け、「IP ディベロッパー」戦略のもと、「BanG Dream!」「カードファイト!! ヴァンガード」といった主力IPはもちろん、「D4DJ」「ARGONAVIS from BanG Dream!」など新規IPとデジタルIP事業強化のデジタルシフトについては引き続き積極的に投資し、事態が収束に向かうと同時に経営基盤を回復させ、中長期的に事業を軌道に乗せていく考えだ。


4.当期の業績に与える影響
2020年7月期通期の業績予想は開示していないが、精査の上開示できる段階となった場合には速やかに発表する予定。
株式会社ブシロード
http://bushiroad.com/
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会社情報

会社名
株式会社ブシロード
設立
2007年5月
代表者
代表取締役社長 木谷 高明
決算期
6月
直近業績
売上高487億9900万円、営業利益33億8500万円、経常利益45億300万円、最終利益20億5000万円(2023年6月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7803
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