Apple、独自SoC「Apple Silicon」搭載Macを年末に販売へ iPhoneやiPadのアプリが動作可能に


Appleは、6月23日(日本時間)、アームベースの独自SoCであるApple Siliconを発表、Intelのチップに変わり同社のMacに搭載していくことを明らかにした。

機能とワットあたりの性能は業界一と謳うApple Siliconは、Apple社の製品に搭載しているSoCと共通のアーキテクチャになるため、iPhoneやiPadのアプリケーションが修正なしに動作すること、また共通アーキテクチャのため、開発者がApple製品のアプリ最適化が容易になることなども特徴として挙げている。その他、iPhoneなどで使用されている機械学習用のニューラルエンジン機能も備えている。
 
▲mac上でiPhone向けのパズルゲーム『Monument Valley 2』が動作している様子

またAppleは、今秋公開予定の新たなmacOS 「Big Sur」において全てのアプリケーションが、Apple Silicon上でネイティブで動作すると説明している。これはマシンに負荷のかかる動画編集ソフト『Final Cut Pro』、音楽編集ソフト『Logic Pro』といったアプリケーションも含まれているとのこと。

なお、今後のMacの販売においては、初のApple Silicon搭載機を年末に出荷、そこからおよそ2年のIntel機からの移行期を見込んでいるという。今後、Intel版Macはただちに販売を中止するわけではなく、継続的なサポートと一定の期間までは新機種も登場するとしている。

 
Apple(アップル)

会社情報

会社名
Apple(アップル)
企業データを見る