gumi、VRゲーム「Frostpoint VR」をThirdverseに2億8900万円で譲渡

gumi<3903>は、6月30日、連結子会社gumi X studioが保有する固定資産(VRゲーム「Frostpoint VR(旧 Wasteland:Frost Point)」に係るグローバル配信権およびその他一切の資産)をVRゲームの開発・運営を行うThirdverseに7月3日付で譲渡することを発表した。譲渡価格は2億8900万円。

Thirdverseは、gumiの取締役会長である國光宏尚氏が議決権を95.0%保有している。

gumiグループは、XR領域において、連結子会社gumi X Realityを通じた投資よび投資を通じたコンテンツ開発を行い、国内外の有力企業との戦略的連携を図ることで、将来における収益基盤の構築を図ってきた。そのような中で、国内外の有力企業への出資および出資を通じたコンテンツ開発を通じXR事業の早期の収益化を目指していたが、XRに係るデバイスの普及に関して、同社が当初想定していたよりも緩やかであることなどから、現状においては安定的な収益を創出することが難しい状況下にある。

一方、同社グループにおいては、キャッシュフローの健全性の向上を図るべく、モバイルオンラインゲーム事業における収益力の最大化を図ることがグループの成長のための第一優先であると判断をしている。そのため、今後のキャッシュの支出を抑制すべく、VRゲーム「Frostpoint VR」に係るグローバル配信権およびその他一切の資産を譲渡することがグループとしての最善策であると判断し、今回の譲渡を決定した。

なお、本件譲渡後も、同社グループにおけるXR事業の早期収益化を図るべく、引き続き国内外の有力企業との戦略的連携を継続していくとしている。

また、この固定資産譲渡に際し、固定資産売却益として約4700万円を2021年4月期の第1四半期連結会計期間において営業外収益に計上する見通し。

<譲渡先の概要>

 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
Thirdverse

会社情報

会社名
Thirdverse
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