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【決算まとめ③】ゲーム関連企業33社の1-3月はgumiとイマジニアが躍進 ミクシィは一気に140億円の営業黒字に浮上 ハイパーカジュアルゲームが市場の1つの潮流に

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主要モバイルゲーム企業の2020年1~3月期の決算の決算を引き続き振り返ってみたい。今回は、各社の売上高と営業利益の状況をまとめてみた。

まずは四半期売上高100億円以上の企業をまとめたグラフを見てみると、セガサミーHD<6460>が大幅減収となり、バンダイナムコHD<7832>の独走ぶりが一層際立つ形となっている。アミューズメント関連が両社ともに新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたものの、バンナムHDは大人向けトイホビーの好調や5周年イベントを実施した『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の貢献などでむしろ増収を確保している。

なお、このグラフの14社は前四半期と全く同じ顔触れとなっているが、ミクシィ<2121>やコーエーテクモHD<3635>も売上高を大きく伸ばしており、14社の売上高を単純に合算すると前四半期比で200億円増加する結果となっている。
 

次に四半期売上高100億円未満の企業を見ると、こちらは今回から集計対象となったブシロード<7803>が売上高90億円台で、アカツキ<3932>やエイチーム<3662>、KLab<3656>などがこれに続くグループを形成している。また、『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)』が大きく貢献したgumi<3903>は、前四半期比で39%の大幅増収を達成しており、四半期売上高を一気に50億円台に乗せてきている。

さらにgumi同様、躍進が目立ったのはイマジニア<4644>だ。イマジニアは、2020年1月に提供を開始した「メダロット」シリーズ初のスマートフォン向けゲーム『メダロットS』が好スタートを切ったことに加え、Switch向け『Fit Boxing』のリピート販売も好調に推移した。

やや、苦戦が目立ったのはマーベラス<7844>で、オンライン事業の新作『ログレス物語』と『ガール・カフェ・ガン』が期待に届かなかったことが響いた。同社の場合は、音楽映像事業において新型コロナウイルス対策による公演の中止や延期の影響が出てくるのが次の四半期になる見通しであり、本格的な復調には少し時間がかかる可能性がありそうだ。
 

営業利益の四半期推移に目を移すと、まずは営業利益10億円以上の企業については、前四半期の10社から12社に増加した。ただし、今回から加わったブシロードもここに含まれるため、実質的には1社の増加となっている。

特筆すべきなのは、前四半期の営業赤字から一気に140億円の黒字まで浮上したミクシィだろう。前四半期に本社移転費用が発生した反動もあるが、なんと言っても主力の『モンスターストライク』の復調が大きくこれをけん引した。「鬼滅の刃」など人気IPとのコラボが功を奏した格好で、次の四半期以降も好調を維持していけるのかが今後の課題となってこよう。

一方、赤字に転落したセガサミーHDがここから姿を消したが、売上高は順調だったバンナムHDが営業利益を前四半期比でおよそ3分の1に減らしていることも気になるところ。バンナムHDは、リアルエンターテインメントで、財務体質の強化に向けた手当てとして業務用ゲーム仕掛品等の評価損を計上しているほか、新型コロナウイルスの流行を国内よりも早く海外でも受けたことが響いたもようだ。
 

営業利益10億円未満の企業については、前述のセガサミーのほか、アエリア<3758>も赤字に転落した一方で、KLab<3656>が黒字転換した。大きく躍進したのは、売上高でも取り上げたgumiとイマジニアとなるが、カヤック<3904>が営業利益を1億円台に乗せるなど、復調の動きを見せている。

カヤックは、ハイパーカジュアルゲームである『Park Master』の広告収入が収益を押し上げており、いち早くこの分野に踏み込んだことが成功につながったと言える。ハイパーカジュアルゲームには、KLabも参入の方針を打ち出すなど1つの市場の潮流ともなっており、リッチ化が進むスマホゲーム全体の流れと異なる動きが広がっていくのかどうか、引き続き注目しておきたい。

ちなみにグラフの表記上の都合で、掲載されていないがDeNA<2432>は15億円、LINE<3938>は43億円の営業赤字を計上しており、両社ともに赤字幅は前四半期比で縮小しているものの、収益性の改善に向けたさらなる取り組みが求められるところだろう。
 
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企業情報(イマジニア株式会社)

会社名 イマジニア株式会社
URL http://www.imagineer.co.jp
設立 1986年1月
代表者 代表取締役会長 兼 CEO 神藏 孝之/代表取締役社長 兼 COO 澄岡 和憲
決算期 3月
直近業績 売上高45億6900万円、営業利益6億3500万円、経常利益8億5700万円、最終利益4億9600万円(2018年3月期)
上場区分 ジャスダック
証券コード 4644

企業情報(株式会社カヤック)

会社名 株式会社カヤック
URL http://www.kayac.com/
設立 2005年1月
代表者 柳澤大輔/貝畑政徳/久場智喜
決算期 12月
直近業績 売上高58億1600万円、営業損益3億9100万円の赤字、経常損益3億4700万円の赤字、最終損益2億5300万円の赤字(2018年12月期)
上場区分 東証マザーズ
証券コード 3904

企業情報(株式会社gumi)

会社名 株式会社gumi
URL http://gu3.co.jp/
設立 2007年6月
代表者 國光宏尚
決算期 4月
直近業績 売上高259億円、営業利益16億円、経常利益17億円、最終利益13億円(2017年4月期)
上場区分 東証1部
証券コード 3903

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