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コミックスマート、ブロックチェーンスタートアップのGaudiyと業務提携 ブロックチェーン技術を活用した「データ所有型電子書籍」事業を開始へ

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セプテーニ・ホールディングス<4293>の連結子会社コミックスマートは、ブロックチェーンスタートアップのGaudiyと業務提携契約を締結したことを発表した。今後は、パブリック・ブロックチェーン技術を活用した「データ所有型電子書籍」を世界で初めて実現し、事業を展開していく。

両社は、これまでコミュニティとブロックチェーン技術をかけ合わせた自律分散型コミュケーションプラットフォーム「Gaudiy」を活用し、「GANMA!」の読者(ファン)が作者や作品を応援できる共創型ファンコミュニティとして「GANMA!コミュニティ」の構築に取り組んできた。β版の第一弾として「GANMA!」の人気作品「猫娘症候群(かとるすしんどろーむ)」』のコミュニティを公開したところ、これまでに多くの新規コアファン、およびコミュニティ内におけるファン同士のコミュニケーションが創出され、コミュニティの醸成において一定の成果を確認することができたという。

今回の業務提携契約締結により、コミックスマートとGaudiyは新たにブロックチェーン技術を活用し、ユーザーがデータを所有することができる新しい電子書籍事業を開始する。

現在流通している電子書籍の多くでは、データの不正コピーを防止するため、ユーザーは書籍の「データ自体」ではなく「読める権利」を購入する仕組みになっている。その権利はDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)の仕組みによって閲覧やコピーの制限が管理されており、このDRMは電子書籍を提供する事業者(Kindleなど)ごとに独自の仕様が使われている。

そのためユーザーは、事業者が指定した端末やビューアー上でしか閲覧ができず、自由に書籍データの移動や中古売買ができない。さらに事業者の都合によりサービス提供が終了した場合は閲覧もできなくなる。

また、「所有が出来ない」ことで、これまでの紙の書籍ならではの体験、例えば、買った本を売買する、友人と回し読みをする、コレクションをする、作者からサインを入れてもらったマンガを記念に保管しておく、など、「紙の本を所有すること」で生まれていた体験は薄れている。

今回、コミックスマートとGaudiyが開始する「データ所有型電子書籍」では、データの不正コピーを防止しつつ「所有」を実現するため、ブロックチェーン技術を活用して書籍自体の所有権をユーザーが持てる、自律分散型の流通システムを構築・提供する。

これにより、ユーザーは事業者の都合に左右されずに書籍を所有・閲覧することができ、紙の本と同様に書籍を売買できる。また、電子書籍が二次流通市場で売買された場合でも、権利保有者(出版社、作者など)に適正な収益が還元される仕組みも実現する。

さらに今回の「データ所有型電子書籍」では、"読むこと"を超えた新たな電子書籍体験の実現にも取り組んでいく。具体的には、NFT(Non-Fungible-Token)として唯一無二の形で個々の書籍を発行することで、「電子書籍内のコンテンツにのみ作者のサインをつける」「初版で購入した人限定の書籍を販売する」「本編の内容を販売後に追加・変更していく」など、新たな体験を実現していく。

今後は、これらの取り組みを通じ、「GANMA!」ユーザーに魅力的なエンターテインメント体験を提供していくとともに、マンガ家および作品のさらなる価値向上を図っていく方針だ。

<実現する仕組みの概念図>


 
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