【決算カレンダー】ゲーム株の20年4~6月期決算発表がスタート 『ドラゴンクエストタクト』の初動に注目のAimingは30日に2Q決算を発表

2020年4~6月期のゲーム関連株の決算発表が本日予定のベクター<2656>を皮切りにスタートする。前回の1~3月決算は、新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う緊急事態宣言の発令が大きな影を落とし、発表時期が大きく遅れるケースもあるなどやや変則的なものとなったが、今回は現時点ではそこまで深刻な影響は出ていないように見受けられる。

ただし、発表される決算の内容自体は、いわゆる緊急事態宣言の最中のものとなり、数字面での影響は前回よりもむしろ今回がより大きくなってくる。さらに足元の感染拡大状況もあって、決算説明会の開催についてはネット利用のケースも増えるなど変則的なものが続きそうだ。

表は、東証が7月9日時点で開示しているデータをベースに、未定となっていた企業の中で新たにスケジュールを発表したものを弊社でとりまとめたものの中から、7月中に発表を予定している企業を抽出したものとなる。前述のベクターの発表後は、4連休前の22日のモバイルファクトリー<3912>とサイバーエージェント<4751>の発表まで少し間が空き、月末の30日と31日には前半戦の発表のピークが来る格好だ。

そうした中で、直近の材料も踏まえると、7月30日に予定しているAiming<3911>の第2四半期決算発表に注目したい。今回発表される数字自体は大規模な構造改革の流れの中のまだ谷の部分である可能性が高いが、7月16日にリリースされたスクウェア・エニックスとの共同タイトルとであるスマートフォン向けタクティカルRPG『ドラゴンクエストタクト』の初動状況により、次の四半期にその谷から大きく抜け出すことも十分想定される。

『ドラゴンクエストウォーク』でのコロプラ<3668>や、『FFBE幻影戦争』でのgumi<3903>のような収益インパクトが生まれるかどうか、大いに注目されるところだ。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
7月17日 2656 ベクター 3月 1Q
7月22日 3912 モバイルファクトリー 12月 2Q
7月22日 4751 サイバーエージェント 9月 3Q
7月27日 3635 コーエーテクモHD 3月 1Q
7月28日 9478 SEHD&インキュベーションズ 3月 1Q
7月29日 3938 LINE 12月 2Q
7月30日 3667 enish 12月 2Q
7月30日 3793 ドリコム 3月 1Q
7月30日 3911 Aiming 12月 2Q
7月30日 4816 東映アニメーション 3月 1Q
7月31日 2489 アドウェイズ 3月 1Q
7月31日 3932 アカツキ 3月 1Q
7月31日 4348 インフォコム 3月 1Q
7月31日 4393 バンク・オブ・イノベーション 9月 3Q
7月31日 4644 イマジニア 3月 1Q
7月31日 4689 ヤフー 3月 1Q
7月31日 7844 マーベラス 3月 1Q
7月31日 9404 日本テレビHD 3月 1Q
7月31日 9433 KDDI 3月 1Q
7月31日 9438 エムティーアイ 9月 3Q
株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
自分たちの面白いをカタチに変える
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
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