タカラトミー、第1四半期は営業損失5.83億円と赤字転落 新型コロナの影響で商品出荷が総じて減少 21年3月通期の業績予想も開示

タカラトミー<7867>は、本日(8月12日)、第1四半期(2020年4~6月)の連結決算を発表し、売上高268億0900万円(前年同期比24.0%減)、営業損失5億8300万円(前年同期は営業利益5億5500万円)、経常損失6億5600万円(前年同期は経常利益2億4300万円)、最終損失11億7400万円(前年同期は最終利益2億6500万円)と減収・赤字転落となった。

 


新型コロナウイルス感染拡大の影響により、店頭プロモーションなど各種マーケティング活動が制約を受けたこともあり、商品出荷は総じて減少した。在庫評価減が発生したことや、緊急事態宣言を受け臨時休業を実施した小売店等で発生した固定費(人件費・減価償却費)を特別損失として計上したことも響いた。

今年発売50周年を迎えた「トミカ」では、4月よりテレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』の放送をスタートさせ、関連商品を市場投入するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」など50周年の各種マーケティング施策を進めた。

「ベイブレードバースト」は北米を中心とした海外向け輸出がテレビアニメ放送の継続などにより伸長した。

トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は商品構成を見直したことにより堅調に推移した。

コロナ禍による巣ごもり需要として「黒ひげ危機一発(海外商品名:Pop Up Pirates)」などファミリーゲームが国内外で人気を集めた。

このほか、スマホゲーム『DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)』は、ダウンロード数が500万を超え、2月、4月、6月には新しいカードパックを配信した。


 
■2021年3月通期の見通しを開示

2021年3月期の業績予想も開示し、売上高1450億円(前期比12.0%減)、営業利益55億円(同48.5%減)、経常利益55億円(同46.1%減)、最終利益30億円(同33.4%減)となる見通し。これまでは未定としていた。

 
株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高1872億9700万円、営業利益131億1900万円、経常利益120億4300万円、最終利益83億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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