Jamf Japan、macOS専用のセキュリティソリューション「Jamf Protect」を日本市場で提供開始 システム全体のアクティビティ監視が可能

Jamf Japanは、9月30日、macOS デバイス専用のエンドポイントセキュリティソリューション「Jamf Protect(ジャムフ プロテクト)」の日本市場での提供開始を発表した。

Jamf Protect は、ネイティブな Apple セキュリティツールと macOS アクティビティのデバイス上での分析を利用して、企業や組織のセキュリティチームに macOSデバイスに可視性をもたらす専用のテレメトリと、検知された脅威を阻止する機能を提供する。

Jamf の Apple ファースト、Apple オンリーのアプローチにより、Jamf Protect は、ネイティブ macOS のセキュリティ機能の詳細な表示と、リアルタイムイベントの分析を提供できるという点で他に類がなく、セキュリティチームがmacOS デバイスのセキュリティを可視化するために不可欠。

Jamf Protect はシステム全体のアクティビティを監視し、セキュリティチームが見逃がす可能性もある Mac ベースの脅威に対応できるようにする。企業や組織は、macOS のソフトウェアアップデートの初日からその機能を活用できるようになる。

Jamf Protect は企業や組織のセキュリティを堅牢にし、エンドユーザーが望む Apple エクスペリエンスを確保する。

Jamf Protect の主な機能は以下の通り。

・ネイティブツールの可視性の獲得
脅威の認識およびレポート、コンプライアンス、セキュリティ体制の改善に向け、XProtect や Gatekeeper などの macOS 内蔵のセキュリティツールに可視性をもたらす。

・デバイス上でのアクティビティ分析
デバイス上でのアクティビティ分析に基づくリアルタイムのアラートを受け取り、脅威に対する予防的なブロック、隔離または Jamf Pro との連携により脅威の修復を実行する。

・データ制御の確保
どのデータが収集されるか、直接既存の SIEM に送る場合を含め、どこに送られるかを詳細に制御する。

・エンドユーザー・エクスペリエンスの保護
Jamf Protect の kextless* エージェントとデバイス資源の最小限の使用により、従業員の生産性を保ち、かつ満足させるエンドユーザー・エクスペリエンスを維持する。

*Kext は、Kernel EXTension(カーネル拡張)の略で、カーネルと呼ばれる OS の本体を拡張する一連のファイル。Jamf
Protect は Kextless であることにより、Apple のネイティブ機能との積極的な連携が可能であり、カーネル拡張を展開せずに Mac か
らデータ収集がすることができる。

・初日からサポート
Apple の新しいエンドポイントセキュリティ・フレームワークを利用して、チームは新しい macOS がリリースされた初日から、最新かつ最もセキュアな macOS エクスペリエンスのサポートが可能。

・Center for Internet Security (CIS)ベンチマークに基づく監査
CIS*ベンチマークに基づく測定能力で、全社的なセキュリティ体制の理解と強化を図る。

*CIS は、米国の NSA(National Security Agency/国家安全保障局)、DISA(Defense Information Systems
Agency/国防情報システム局)、NIST(National Institute of Standards and Technology/米国立標準技術研究所)などの米国政府機関と、企業、学術機関などが協力して、インターネット・セキュリティ標準化に取り組む非営利団体。

Jamf Protect は先ごろ、CIS®(Center for Internet Security, Inc.)による CIS ベンチマーク認証を受けた。Jamf Protect を利用する企業や組織は、重要な資産(macOS デバイス)を CIS ベンチマークに基づいた監視および評価ができます。サイバーセキュリティの課題は日々増しており、セキュリティ基準への標準対応が避けられなくなっている。

Jamf は製品に CIS 認証を取得することにより、企業全体のデバイスがセキュリティ標準をクリアすることに向けた課題を積極的に解決していく。

noteのコーポレート IT エンジニア 東 耕輔氏は、次のように述べている。
「Jamf Protect の洗練された機能と UI にはとても扱いやすい印象を抱くと同時に、macOS が本来備えているセキュリティを可視化・拡張するという製品コンセプトは、Mac 端末そのものへの投資効果をも拡大してくれるものと考えます」

Jamf Japan のカントリーマネージャー 狩野 央道は、次のように述べている。
「Mac の導入が企業や組織において拡大するにつれ、組織のセキュリティ対応にフォーカスしたソリューションがこれまで以上に必要とされている。Jamf は、デバイス管理において培った Apple の専門知識をセキュリティにも活かせることを嬉しく思うと同時に、引き続き Apple で企業や組織の成功を支援するという Jamf の使命を果たしていきます」