弁護士ドットコム、9月中間は売上高26%増、営業益58%減 DX背景に拡大中のクラウドサインに先行投資

弁護士ドットコム<6027>の9月中間決算は、売上高24億3500万円(前年同期比26.2%増)、営業利益1億0800万円(同58.2%減)、経常利益1億0900万円(同58.0%減)、最終利益6700万円(同57.9%減)となった。

増収・減益となったが、これは主にクラウドサインに関わるものだ。クラウドサインの売上が前年同期比2.5倍と大きく伸びた一方、プロモーションなど先行投資を行ったことで大幅な減益となった。

「弁護士ドットコム」では、コンテンツの提供やユーザビリティの向上に注力するとともに、身近な話題を弁護士が法的観点から解説するオウンドメディア「弁護士ドットコムニュース」の記事配信による認知度向上に努めた。

Googleの検索アルゴリズム変更による表示順位の下落等の影響により、2020年9月における月間サイト訪問者数は1023万人(前年同月比33.3%減)、「弁護士ドットコム」の有料会員サービスの有料会員数が16万5186人(前年同月比14.1%減)となった。

ただ、会員登録弁護士数が2万0551人(前年同月比14.5%増)と増加した。そして、そのうち、弁護士マーケティング支援サービスの有料会員登録弁護士数が5,213人(前年同月比10.7%増)となった。