【速報】カヤック、3Q(1~9月)は売上高37%増、5億円の営業黒字に転換 ハイパーカジュアルが合計1億DL超えと好調 3Q利益は通期利益予想を超過

カヤック<3904>は、11月12日、2020年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高62億3200万円(前年同期比37.4%増)、営業利益5億500万円(前年同期5億5800万円の赤字)、経常利益5億1200万円(同5億8700万円の赤字)、最終利益4億4100万円(同2億3400万円の赤字)と大幅増収、黒字転換を達成した。

ゲームサービスが、ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』『Noodle Master』『Paint Dropper』が全世界で合計1億ダウンロードを超えるなど好調に推移したこともあり、業績をけん引した。
 

サービス別の売上高の概況は以下のとおり。

①クライアントワーク…売上高14億5500万円(前年同期比6.1%減)
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を 背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあったが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、リアルイベントの開催中止・延期などが発生した。

②ゲーム…売上高30億1000万円(同85.8%増)
ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』『Noodle Master』『Paint Dropper』は全世界で合計1億ダウンロードを超え、好調に推移した。カヤックアキバスタジオでの受託案件も拡大基調となった。

③ゲームコミュニティ…売上高10億4000万円(同42.5%増)
第3四半期連結累計期間における「Tonamel」の大会開催数は前四半期比5.3%増の1814件となり、着実に成長を続けた。この結果、ゲームコミュニティ関連のとなりました。

④ちいき資本主義…売上高2億1200万円(同165.7%増)
移住プラットフォームサービスの「SMOUT」のユーザー数が前四半期末比37%増の1.96万人となり、順調に拡大した。

⑤その他サービス…売上高5億1300万円(同7.5%減)
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業績悪化傾向からは脱したものの、引き続き売上は低調に推移した。一方、子会社で展開する不動産仲介サービスは緩やかな回復傾向となった。

なお、2020年12月期通期の予想については、前回予想を据え置いており、売上高77億円(前期比20.6%増)、営業利益5億円、経常利益4億6000万円、最終利益3億7000万円の見込み。
 

第3四半期の実績において、営業利益と経常利益は、通期予想に対して101.1%と111.5%という進捗率となり、すでに予想を超過している。さらに第4四半期においても営業黒字となる可能性が高いとの想定だが、事業特性による不確実性や開示基準を踏まえ、現時点では予想を変更していないという。

今後、グループの業績に影響を与える事象が発生した場合には速やかに開示するとしている。
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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