【ゲーム株概況(12/11)】コロナ再拡大で巣ごもり消費関連として物色 任天堂やネクソン、カプコン高い gumiはQonQ大幅減益がネガティブ視

12月11日の東京株式市場では、日経平均は続落。前日比103.72円安の2万6652.52円で取引を終えた。新型コロナウイルスの感染再拡大が重しとなるなか、売り優勢の展開となった。ただ、週末を控えていることもあり、方向感に乏しく、様子見ムードの強い相場だった。

こうしたなか、ゲーム関連株は総じて堅調だった。新型コロナの再拡大を受けて「巣ごもり消費」からゲーム関連株の一角に物色の矛先が向かった。

任天堂<7974>をはじめ、コーエーテクモホールディングス<3632>、ネクソン<3659>、セガサミーホールディングス<6460>、バンダイナムコホールディングス<7832>、カプコン<9697>、コナミホールディングス<9766>などが買われた。

このほか、SMBC日興証券は、2社の目標株価を引き上げた。

・バンダイナムコHD:レーティング「2」継続とし、目標株価を5500円から9900円に引き上げた。

・コナミHD:レーティング「1」継続とし、目標株価を4300円から7300円に引き上げた。

他方、決算発表を行ったgumi<3903>が大幅続落。前日発表した第2四半期決算で、営業利益が前年同期比で102.3%増の3億6900万円だった。前四半期比で61.2%減と大きく減ったことがネガティブ視されている。

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