【続報】コーエーテクモHD、英国子会社でユーザー情報流出は約6万5000件に可能性がある状況に KTEホームページを一時的に閉鎖

コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(12月25日)、英国子会社のKOEI TECMO EUROPE LIMITEDが運営する欧州ユーザー向けのホームページを介して取得したユーザー情報の一部が、インターネット上に流出している可能性についての続報を発表し、約6万5000件が流出している可能性があることを明らかにした。

同社は、現在も調査を進めており、本日時点までの状況は以下の通り。

(以下、プレスリリースより)

①流出情報について
KTEの運営するホームページ中のコンテンツである「Forum」に登録されたユーザー情報、約65,000件が流出している可能性があると判断しております。詳細には、ユーザー情報のうち、「任意のアカウント名」と、「パスワード(暗号化された状態)」、「メールアドレス」が、ハッキングにより流出した可能性があると認識しております。

なお、「Forum」にはクレジットカード情報などは含まれておりません。また、現時点で「Forum」以外からの情報流出は確認されておりません。

②犯行者について
現時点までに、ハッキング行為を行った者は特定できておりません。手口並びに経路については継続調査中ですが、ランサムウェアによる可能性は低いと判断しております。また、現時点までに犯行者から当社並びにKTEへの要求行為、脅迫行為などは確認できておりません。

③当社における対応
KTEホームページを一時的に閉鎖すると同時に、KTEを当社の社内ネットワークから完全遮断する措置を取っております。また、メールアドレスの流出の可能性が確認できたため、GDPR(欧州一般データ保護規則)に則り、当局に対して個人情報流出の可能性について届出をしております。それと同時に、現地警察当局へ被害を届け出る方針です。

お客様をはじめ多くの関係先にご迷惑とご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。メールアドレスが流出したユーザー様に対しては、今後、誠意を持って対応を取らせて頂く所存です。

現時点では、ゲーム開発やその他の事業推進において特段の支障はございません。また、本件による当社グループの2021年3月期業績への影響は、極めて軽微であると考えております。

当社並びにKTEとしましては、本件の再発防止と、より一層のセキュリティ体制の強化に努めると同時に、不正アクセス等の犯罪行為に対して厳正に対処をして参ります。 

【関連記事】
コーエーテクモHD、英国子会社でユーザー情報の一部が流出した可能性があることが判明 社内に専門の対策チームを設置して対応へ

 
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
企業データを見る