2020年9~11月の決算発表が始まる ブロッコリーやケイブ、トーセ、エディア、サイバーステップなど発表 アニメでは東宝やIGポートに注目



2020年9~11月期の決算発表が順次行われている。GameWith<6552>が昨日(1月6日)に中間決算を発表したことを皮切りに、ブロッコリー<2706>やトーセ<4728>が1月8日、ケイブ<3760>とサイバーステップ<3810>、エディア<3935>が1月14日に決算発表を行う。スケジュールと注目企業をプレビューしていこう。


■ブロッコリー<2706>
第3四半期の決算発表を行う。昨年10月に発表した8月中間決算(非連結)は、

・売上高29億9100万円(前年同期比9.4%増)
・営業利益6億2000万円(同82.0%増)

と大幅な増益を達成した。増収効果とコスト削減によるものだった。この四半期のトピックスとしては、ブシロード<7803>との資本業務提携を発表したことや、『うたの☆プリンスさまっ♪』コンセプトショップ「SHINING STORE」の状況が注目される。


■ケイブ<3760>
第2四半期の決算を発表する。第1四半期の決算は

・売上高4億3700万円
・営業利益1600万円

と実に10四半期ぶりの営業黒字転換となった。受託開発の売上と『ゴシックは魔法乙女』がけん引した。この四半期のトピックスとしては、同社が開発した『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』を10月13日にリリースし、収益への貢献度合いが注目される。


■トーセ<4728>
第1四半期の決算を発表する。国内の大手ゲーム開発会社だが、2021年8月通期の見通しについて

・売上高52億1500万円(前期比7.4%減)
・営業利益2億5000万円(同31.4%減)

と減収減益を見込んでいる。上期よりも下期に収益が集中する見通しで、第1四半期は弱めの始まりとなるのだろうか。


■エディア<3935>
第3四半期の決算を発表する。10月に発表した8月中間の連結決算で、営業利益と経常利益の黒字転換を達成した。

・売上高12億4100万円(前年同期6.6%減)
・営業利益1300万円(前年同期は4900万円の営業損失)

不採算タイトルの閉鎖と周年を迎えた『アイドルうぉーず』が好調だったことに加えて、電子書籍やグッズなども成長した。『アイドルうぉーず』の周年効果は剥落しそうだが、コミックや電子書籍、グッズの好調が続くのか注目される。


■サイバーステップ<3810>
第2四半期の決算を発表する。昨年10月15日に発表した第1四半期(6~8月)の連結決算は、

・売上高33億2700万円(前年同期比7.6%増)
・営業利益9000万円(同5.8%減)

だった。『オンラインクレーンゲーム・トレバ』については、ネガティブな報道が出てくるようになったが、収益への影響はどうなっているのか。


このほか、『鬼滅の刃』効果が注目される東宝<9602>が1月12日、『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット』を手掛けたIGポート<3791>が1月14日に決算発表を行う予定だ。

 
予定日 会社名 コード 種別
1月7日 SHIFT 3697 1Q
1月8日 ブロッコリー 2706 3Q
1月8日 ビックカメラ 3048 1Q
1月8日 トーセ 4728 1Q
1月8日 クリーク・アンド・リバー社 4763 3Q
1月12日 東宝 9602 3Q
1月12日 歌舞伎座 9661 3Q
1月14日 メディアドゥ 3678 3Q
1月14日 ケイブ 3760 2Q
1月14日 IGポート 3791 2Q
1月14日 サイバーステップ 3810 2Q
1月14日 アクロディア 3823 1Q
1月14日 エディア 3935 3Q
1月14日 UUUM 3990 2Q
1月14日 Gunosyy 6047 2Q
1月14日 エスケイジャパン 7608 3Q
1月14日 テイツー 7610 3Q
1月14日 USEN-NEXT HOLDINGS 9418 1Q
1月14日 松竹 9601 3Q
1月15日 シリコンスタジオ 3907 4Q
※スケジュールは諸事情により変わる可能性があります