ゲーム株レポート(10/15-22)

 第2四半期の決算発表ラッシュ前と言うこともあって、レポートの数が少ないですね。

 少し話題になりましたが、JPモルガンの任天堂のレポートの紹介と、東洋経済新報社がカプコンの下方修正について、「四季報速報」でコメントしていますので、その紹介を。

■任天堂<7974>

 JPモルガン証券は、10月18日付けのレポートで、「オーバーウエート」、目標株価2万7000円でカバーを開始した。「オーバーウエート」とした理由について、(1)携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売が株価にとって好材料になることに加え、販売か加速することで、2012年3月期にかけて業績回復が見込めること、(2)JPモルガンでは、今後12ヵ月以内に新たな据え置き型ゲーム機に関して具体的な情報が開示されると予想しており、中期的な業績期待が押し上げられるものと予想すること、(3)配当利回りや時価総額に対するネットキャッシュ比率が高く、バリュー株と見なすことができること、などをあげている。

 

■カプコン<9697>

 東洋経済新報社は、10月15日付けで「四季報速報」で、カプコンの下方修正について言及している。下方修正の理由は、為替の円高に伴う収益の目減りによるところが大きいため、ゲームソフトの販売自体が大きく後退している状況ではない、と指摘。上期は、「ロストプラネット2」が大幅な計画未達となったが、「戦国BASARA3」や「モンハン日記ぽかぽかアイルー村」など中小型タイトルが好調で、通期ベースでは「ロストプラネット2」の未達分をカバーできそうだ、とのこと。下期については、さらに、「デッドライジング2」や「モンスターハンター3」といった大型タイトルに加え、「ニンテンドー3DS」タイトルも投入する見込み。発売時期は明確ではないが、計画には盛り込まれていないため、業績を押し上げる要因になるだろう。