SEH&I、第3四半期の営業益は54%増の6.8億円 出版とソフト、教育・人材事業が好調

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>は、1月27日、第3四半期累計(2020年4~12月)の連結決算を発表し、大幅な増益を達成した。コーポレートサービスが苦戦したものの、出版事業とソフトウェア・ネットワーク事業、教育・人材事業が好調だった。


【決算】
売上高:44億2500万円(前年同期比0.1%増)
営業利益:6億7900万円(前年同期比54.3%増)
経常利益:6億8900万円(前年同期比61.4%増)
最終利益:4億2600万円(前年同期比90.2%増)

 


出版事業では、書籍のオンライン販売、Webメディア及び電子書籍販売などの各事業が期初から好調に推移したことに加え、コロナ環境下に対応した業務の効率化などにより売上高27億6400万円(同3.3%増)、セグメント利益(営業利益)6億8400万円(同22.4%増)と増収増益になった。

コーポレートサービス事業では、徐々に業績回復し第3四半期業績が黒字となったものの、第1、第2四半期における新型コロナウイルス感染症拡大による受託案件減少をカバーしきれず、売上高4億5900万円(同31.3%減)、セグメント損失(営業損失)1300万円(前年同期はセグメント利益5800万円)となった。

ソフトウェア・ネットワーク事業では、新規事業の採算が徐々に向上してきたことや、既存コンテンツ売上などが堅調に推移したことなどから、売上高5億5100万円(同3.3%増)、セグメント利益(営業利益)2500万円(前年同期はセグメント損失1億0900万円)となった。

教育・人材事業では、IT人材研修事業が期初から好調に推移したことに加え、オンライン化の推進などが功を奏し、売上高5億4200万円(同21.1%増)、セグメント利益(営業利益)1億1800万円(同31.1%増)と増収増益になった。

投資運用事業では、有価証券投資運用額増加に伴う利息・配当金収入増加を主因に、売上高1億0700万円(同14.5%増)、セグメント利益(営業利益)6300万円(同5.9%増)となった。


 
■2021年3月通機の業績予想を上方修正

売上高については、前回予想並みとなる見込みだが、営業利益、経常利益及び最終利益については、オンラインビジネスの推進や業務環境のオンライン化、リモートワーク促進など業務の効率化により利益率が向上したことなどから前回予想を上回る見込みである。


【業績予想】
売上高:60億円(前回予想60億円)
営業利益:7億1000万円(前回予想6億円の利益計上)
経常利益:7億0500万円(前回予想6億円の利益計上)
最終利益:4億3500万円(前回予想4億円の利益計上)


【修正率】
売上高:変わらず
営業利益:18.3%増
経常利益:17.5%増
最終利益:8.7%増

 
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