カプコン、不正アクセス被害の業績への影響は「限定的」 システムはほぼ復旧、被害状況の調査は継続



カプコン<9697>は、この日(1月28日)、第3四半期の決算短信と決算説明資料を発表し、昨年11月に発生した不正アクセス被害の業績への影響については、被害状況について引き続き調査を進めているものの、その影響度合いは「限定的」とした。すでに攻撃を受けた社内システムについてはおおむね復旧しているという。

同社は昨年11月、オーダーメイド型ランサムウェアによる攻撃を受け、個人情報が流出したと発表した。その後、調査結果を逐次発表しており、直近では、1月12日に1万6415人の個人情報の流出が確認されたほか、流出した可能性のある顧客・取引先などの個人情報は、最大約39万人にのぼると発表した。


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カプコンが不正アクセスの被害 グループシステムに障害もゲームやサイトへの悪影響なし
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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