メルカリ、12月中間は営業利益13億円 前年同期138億円の赤字から黒字転換 成長投資の加速で再び赤字になる可能性も

メルカリ<4385>は、昨日(2月4日)、2021年6月期の12月中間期の連結決算を発表し、売上高が前年同期比46%増の482億円、営業利益が13億円(前年同期は138億円の赤字)と大幅増収・黒字転換を達成した。新型コロナの影響による不測の事態に備えて、投資を抑えながら売上の拡大を図ってきたことが主な要因だという。第3四半期以降、投資抑制モードを解除し、成長を優先した投資を加速するため、再び赤字になる可能性があるという。


・売上高:482億1300万円(前年同期比46.1%増)
・営業利益:13億7000万円(前年同期は138億9400万円の損失計上)
・経常利益:11億9000万円(前年同期は138億8300万円の損失計上)
・最終利益:41億1100万円(前年同期は140億9800万円の損失計上)

 


メルカリJPでは、中長期での継続的な成長を図るため、引き続き出品の強化に取り組んでいる。この四半期においては特に梱包発送の簡便化によるユーザ体験の向上に注力した。また若年層から中高年層まで幅広い層に愛されるサービスになるべく、マーケティングや「メルカリステーション」等のオフライン施策によって新規ユーザ獲得に注力し、新たな需要の創出に取り組んでいる。これらの結果、「メルカリ」の流通総額は、第2四半期累計において3676億円となり、前年同期比で862億円増加している。

スマホ決済サービスを提供しているメルペイは決済と与信事業に加え、メルペイ残高を利用して資産運用ができるサービスの構築に取り組んでいる。その中でも、特に与信事業においては「メルペイスマート払い(一括払い・定額払い)」の利用者数が着実に増加しており、昨年11月からは「メルペイスマート払い(定額払い)」の手数料徴収(年率15%)等を開始するなど収益力の強化に向けて取り組んでいる。また、「メルペイ」の利用における本人確認、不正利用対策をより一層強化することで安心安全な利用環境の構築を進めている。これらの結果、「メルペイ」の利用者数は850万人となり、順調に増加した。

メルカリUSでは「Mercari is your marketplace」として、誰もがより簡単で安全に様々なモノが売れるマーケットプレイス「Mercari」の成長に向けて、認知度向上及び新規ユーザ獲得に加え、出品および配送の最適化に取り組んでいる。これらの結果、「Mercari」の流通総額は第2四半期累計において582億円(為替レートについては、期中平均為替レート105.36円で換算)となり、前年同期比で326億円増加している。
株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/

会社情報

会社名
株式会社メルカリ
設立
2013年2月
代表者
代表取締役 CEO(社長) 山田 進太郎
決算期
6月
上場区分
東証プライム
証券コード
4385
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