日本ファルコム、第1四半期は売上高34%増の6.4億円、営業利益46%増の4.4億円と大幅増収増益

日本ファルコム<3723>は、この日(2月10日)、第1四半期(2020年10~12月)の単独決算を発表し、売上高は6億4200万円(前年同期比34.6%増)、営業利益は4億4000万円(同46.9%増)、経常利益は4億4200万円(同46.5%増)、最終利益は3億2300万円(同54.0%増)と大幅な増収増益を達成した。収益性の高いライセンス部門の売上が伸びており、売上・利益の伸びをけん引したようだ。


・売上高:6億4200万円(前年同期比34.6%増)
・営業利益:4億4000万円(同46.7%増)
・経常利益:4億4200万円(同46.4%増)
・最終利益:3億2300万円(同54.5%増)

 


■製品部門
売上高は6600万円(前年同期比101.8%増)となった。

累計販売台数が1億1350万台を突破した据え置き型ゲーム機PlayStation4向けに、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス」や「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)」を販売した。

また、PlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 閃(せん)の軌跡Ⅲ スーパープライス」や「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ スーパープライス」のほか、「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡 オリジナルサウンドトラック」や「Falcomアクースティックス2」などの音楽アルバムを発売した。

なお、PlayStation4向けゲームソフト「那由多(なゆた)の軌跡:改」及び日本ファルコム創立40周年記念タイトル「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡」については鋭意制作中。


■ライセンス部門
売上高は5億7600万円(前年同期比29.7%増)となった。

「イース オリジン スペシャルエディション」や、PlayStation4向けに「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ」の英語版を発売した。また、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」の英仏語版や、PlayStation4及びPC向けゲームソフト「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」英語版のほか、「ラングリッサーモバイル」などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進め、ユーザー層の拡大を図った。

さらに、Restar Limitedと「イースⅥ Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」スマートフォン用アプリの配信契約を締結している。その他、新規ライセンス案件に関する契約を締結した。

なお、PlayStation4向け「イースⅨ -Monstrum NOX-」英仏語版、Nintendo Switch向け「英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡:改」繁体字中国語版及び韓国語版、Steam向け「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改」繁体字中国語版及び韓国語版を2021年2月に発売し、Nintendo Switch向け「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改」や「英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改」繁体字中国語版及び韓国語版のほか、「閃の軌跡」シリーズ繁体字中国語版及び韓国語版のNintendo Switch及びSteam向けタイトルを順次発売する。

また、Nintendo Switch及びSteam向けに「イースⅨ -Monstrum NOX-」及び「英雄伝説 創の軌跡」繁体字中国語版及び韓国語版を発売する予定。


 
■2021年9月通期の見通し

なお、2021年9月通期の業績は、売上高25億円(前期比0.1%増)、営業利益13億円(前期比3.7%減)、経常利益13億円(前期比3.9%減)、最終利益8億6000万円(前期比1.8%減)を見込んでいる。従来予想からは変更はない。


・売上高:25億円(前期比0.1%増)
・営業利益:13億円(同3.7%減)
・経常利益:13億円(同3.9%減)
・最終利益:8億6000万円(同1.8%減)

 


【進捗率】
・売上高:25.7%
・営業利益:33.8%
・経常利益:34.0%
・最終利益:37.6%
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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