KLab、オリジナルIPの開発は「スモールスタート」でじっくり育てる方針に アニメやゲーム化前提の大規模メディアミックス展開から転換


KLab<3656>の森田英克社長は、本日(2月10日)にオンラインで開催した2020年12月期の決算説明会で、オリジナルIPの開発手法を変更することを明らかにした。直近ではメディアミックスとゲーム化を前提として大規模プロジェクトを展開していたが、今後は、スモールスタートで展開していく考え。

ライトノベルやコミックスなど「スモールスタート」で継続的にメディア展開を行い、IPへのコアファンを醸成しながら、ファンの獲得状況、IPへの認知度、市場環境などを勘案して「いける」と判断したIPについては関係会社と協力して本格的に展開していく方針に変更するとのこと。

大規模メディアミックス展開した事例としては、『ラピスリライツ』や『禍つヴァールハイト』があるが、『禍つヴァールハイト』についてはゲームをリリースし、アニメを放送したものの、今年3月末をもってサービスを終えることが決まっている。


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KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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