日本工学院八王子専門学校の学生がハイパーカジュアルゲーム『モノハコビのプロ』をリリース…メディアバイイングや収益化の取り組みも




日本工学院八王子専門学校は、同校のデザインカレッジ ゲームクリエイター科に所属する学生がスマートフォン用ゲームアプリ『モノハコビのプロ』を公開した。同ゲームアプリは Android 公式ストア「Google Play」よりダウンロードできる。iOS 版も近日公開予定。

本作は、ハイパーカジュアルゲーム。プレイヤーはトラックの荷台に荷物を積みる。その荷物を落とさないようにしてゴールまで運ぶシンプルなゲーム。将棋の駒を積み上げていく「積み将棋」という伝統的な遊びがあるように、人間はいつ崩れるか分からない不安定なものを、逆に楽しんでしまう心の働きがある。『モノハコビのプロ』はこの人間心理に着目した、ドキドキ感を楽しむ「バランスゲーム」の一種でもあるという。

アプリは、2020年4月より開発を開始。日本工学院八王子専門学校ゲームクリエイター科に在籍する2年生、プランナーコース2名、プログラマーコース4名、合計6名が開発した。コロナ禍のためリモート作業で制作した。『モノハコビのプロ』を多くの人に遊んでもらうためのプロモーションプランは、本校デザインカレッジ ゲームクリエイター科ビジネスコースに在籍する学生が戦略立案から素材作成までの一切を作成した。宣伝予算は学校より補助、協業するデジタルマーケティング専門会社、 D2C R の協力と助言を得て、メディアバイイングなども行っているそうだ。

『モノハコビのプロ』は無料で遊べるゲームで課金要素はないが、ゲーム中にアプリ内広告が表示される。この際に得られる収益は全額、開発した学生に還元することが決定している。開発した学生は「おもしろいゲームを開発するだけではなく、収益が出るゲームサイクルの考案、リリース後のマーケティングを念頭に置いた SEO 対策まで考えなければならず、調べるのに苦労した」とコメントしているとのこと。本プロジェクトはゲーム開発の「学習」とゲームビジネスの「実践」を統合した「実践学習」に位置づけられる。
 
■『モノハコビのプロ』について
ゲーム名:『モノハコビのプロ』
ジャンル:ハイパーカジュアルゲーム(モノハコビアクション)
対応プラットフォーム:Android、iOS(開発中)
プレイ人数:1人
ゲーム概要:流れてくる荷物をトラックに乗せてゴールまで運ぶ

 

Google Play