SANKYO、第3四半期は営業益60%減の42億円と大幅減益も黒字確保 「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2」など発売

SANKYO<6417>の第3四半期累計(2020年4~12月)の連結決算は、売上高410億円(前年同期比33.6%減)、営業利益42億円(同59.7%減)、経常利益50億円(同55.5%減)、最終利益41億円(同68.3%減)と大幅減収減益となった。


・売上高:410億円(前年同期比33.6%減)
・営業利益:42億5300万円(同59.7%減)
・経常利益:50億6100万円(同55.5%減)
・最終利益:41億0400万円(同68.3%減)


パチンコ機5タイトル(リユース機を除く)、パチスロ機1タイトルを発売した。第2四半期までは、コロナ禍によるパーラーの新機種購買意欲を見極めたうえで販売タイトル数を絞ったものの、第3四半期以降は、入替需要に対応すべく、新機種の投入を加速させているという。パチンコでは、新たなゲーム性である「遊タイム」を搭載した商品を積極的に投入し、パーラーの需要喚起を図った。


セグメント別の経営成績は次のとおり。

(パチンコ機関連事業)
パチンコ機関連事業については、売上高370億円(前年同期比22.0%減)、営業利益97億円(同16.5%減)、販売台数8万6000台(前年同期は11万6000台)となった。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2」(2020年4月)、「フィーバーゴルゴ13疾風ver.」(2020年10月)、JBブランドの「フィーバークィーンⅡ」(2020年10月)である。

(パチスロ機関連事業)
パチスロ機関連事業については、売上高16億円(前年同期比82.2%減)、営業損失21億円(前年同期は24億円の営業利益)、販売台数は4千台(前年同期は2万3000台)となった。販売タイトルは、Bistyブランドの「シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星」(2020年8月)の1タイトルである。

(補給機器関連事業)
補給機器関連事業については、売上高20億円(前年同期比51.1%減)、営業損失5200万円(前年同期は2億円の営業利益)となった。

(その他)
その他については、売上高2億円(前年同期比58.1%減)、営業利益2100万円(前年同期は1億円の営業損失)となった。


 
2021年3月通期の見通し

2021年3月通期の見通しは以下のとおり。

・売上高:735億円(前期比6.3%減)
・営業利益:80億円(同36.3%減)
・経常利益:87億円(同35.4%減)
・最終利益:62億円(同52.5%減)

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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