マイネット、累損一掃のため47億円の減資 20年12月期は11億円の最終利益と黒字転換 財務体質の健全化、復配も視野か

マイネット<3928>は、この日(2月26日)、減資を行うと発表した。資本金の額30億7655万7033円のうち30億6655万7033円を減少して1000万円、資本準備金を17億0630万6510円減らして13億5080万7224円とする。減少した額をその他資本剰余金に振り替え、その後、その他資本剰余金の全額を繰越利益剰余金に振り返る。払い戻しを行わない無償減資とし、発行済株式総数の変更は行わない。

同社では、累積損失を一掃し、財務体質の健全化を図るとともに、今後の資本政策上の機動性及び柔軟性を確保し、企業価値の向上を図るため、と説明している。2018年12月期は32億円の最終損失、2019年12月期は24億円の最終損失と厳しい時期が続いたものの、「リカバリープラン」を打ち出し、2020年12月期は最終利益11億2900万円と業績回復に成功した。復配も視野に入れていると見られる。

なお、3月25日開催の株主総会で決議し、公告などを経て6月1日で効力発生となる。
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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