【ゲーム株概況(3/12)】サイバーエージェントが大幅続伸 『ウマ娘』好調を受けて岡三が「強気」に格上げ 目標株価引き上げのコーエーテクモ4日続伸

3月12日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続伸となった。前日比506.19円高の2万9717.83円で取引を終えた。米国の長期金利上昇が一服したことや、メジャーSQ算出が通過したことを受けて安心感が広がり、ハイテク株を中心に買い戻す動きが活発となった。

ゲーム関連株を見ると、サイバーエージェント<4751>が大幅続伸。岡三証券が「中立」から「強気」に引き上げ、目標株価を7100円から8000円にしたことが観測されている。『ウマ娘 プリティダービー』によるゲーム事業の継続的な改善を期待しているという。

コーエーテクモホールディングス<3635>が4日続伸。東海東京証券がレーティング「ニュートラル」を継続とし、目標株価を4500円から6200円に引き上げたことが観測されている。

他方、ユークス<4334>が反落。前日、21年1月期の業績予想を下方修正し、営業損益が1400万円の黒字から1億7400万円の赤字になる見通しと発表した。ただ、市場の関心は、次期の見通しに移っていることもあり、下げ幅は限定的だったようだ。

なお、この日の引け後に以下の企業が決算発表を行っている。週明けの株価材料になる可能性がある。

HEROZ、第3四半期(5~1月)は売上高0.5%増と増収確保 AI(BtoC)サービスが巣ごもり需要で活性化 採用強化など中長期の成長に向けた投資も
ユークス、21年1月期は売上高32%減の26.5億円、営業損失1.7億円と減収・赤字幅縮小 22年1月期は複数開発進み黒字転換を見込む
エイチーム、100万株、12億円を上限とした自社株買いを実施 資本効率の向上や機動的な資本政策の遂行に加え、株主還元策の一環で
エイチーム、持株会社体制へ移行 エンターテインメント事業とEC事業をそれぞれ新設子会社に移管 上場は維持の方針
エイチーム、第2四半期(8~1月)はエンタメ事業とライフ事業がともに減収減益に 『FFVII ザ ファーストソルジャー』開発費用も先行 EC事業は大幅黒字転換
gumi、第3四半期は経常益133%増の28.3億円と大幅増益 『FFBE幻影戦争』中心にモバイルゲーム好調 暗号資産評価益や投資利益も押し上げ
gumi、20年11月~21年1月の経常益は11億円と過去最高 『FFBE幻影戦争』周年、投資利益と暗号資産貢献 新作開発費や広宣費など先行投資吸収
gumi、「乃木坂46」を題材とした新規ゲームアプリ『乃木坂的フラクタル』の開発を発表 リリースは今春を予定


■ゲーム関連株
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
企業データを見る
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
企業データを見る