テンセントクラウド、クラウドゲーミングプラットフォーム「OOParts」を支援

テンセントのクラウド事業部門であるテンセントクラウドは、3月15日、クラウドゲーミングプラットフォーム「OOParts」(オーパーツ)を支援していることを発表した。

包括ソリューションと総合力を基盤とする低遅延環境、高品質ノードのリソース、業界を牽引するネットワークなどの利点を活かしたクラウドテクノロジーが収益性を向上。リモートサーバ上で稼働するビデオゲームをプレイヤーに直接配信するクラウドゲーミングは、業界の新たなトレンドへと進化を見せている。今回の支援によって、高パフォーマンスかつシームレスなゲーム体験を、プレイヤーに届けことが可能になるという。

またOOPartsは、クラウドゲーミングを専門とするブラックが提供する定額制でビジュアルノベルゲームをプレイできるゲームプラットフォームとなる。同社は、短期間で幅広い名作をクラウドゲーム化しており、「グリザイア:ファントムトリガー」や「MUSICUS!」を始め100を超えるゲームタイトルを提供している。会員はゲームをプレイするために、インストールやセーブデータの管理に気を煩わせることなく、自身の好きなデバイス(iOS、Android、macOS、Windowsをはじめ最新のWebブラウザが動作するあらゆるデバイス)で直接プレイすることができる。

クラウドゲーミングではコンピューティングロジックやレンダリング作業をクラウド上で実行させたビデオフレームを、ユーザーにリアルタイムでストリーミングするため、最高のビデオゲーム体験を実現するには、遅延を最小限に抑えることが不可欠だ。

テンセント・リアルタイム・コミュニケーション(TRTC)ソリューションを利用することで、OOParts上で超低遅延かつ安定したリアルタイム・ビデオストリーミングを可能にするだけでなく、コスト効率の高い方法で複数OSにも対応できる。TRTCが提供する低遅延のインタラクティブライブ配信ソリューションの強みとして、次のものがある。

クロスプラットフォームでの高い互換性:技術者向けの開発ツールであるSDK(Software Development Kit)を統合することで複雑なコーディングを行わずとも複数OSへ対応できるビデオソリューションを提供する。

安定したネットワークコミュニケーション: TRTCはエンドツーエンドでのグローバル平均遅延を300ms未満に抑えています。パケット損失率が40%以上かつ伝送内容の乱れを表すネットワークジッタが1,000msを超える脆弱なネットワーク環境においても、滑らかで安定した高品質な音声・ビデオ通信を保証する、としている。

 
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