Enjin、ガス代無料でNFTを発行できるブロックチェーン「JumpNet」への先行アクセス開始



ERC-1155トークン規格の共同開発企業Enjinは、4月21日、クリエイターがガス代無料でNFT(ノンファンジブルトークン)を発行し、大量配布することができる高速のPOA(Proof of Authority)方式ブロックチェーン「JumpNet」への先行アクセス開始を発表した。

すでにMicrosoft、Binance、Kriptomat、OKEx、BlockDown、Ludena Protocol、Lost Relics、日本の人気VTuber、MyMetaverse、The Six Dragons、Beauty in the Streets、MetaverseMe等の、50以上のEnjinパートナーやNFTプロジェクトがサインアップし、JumpNetの利用を開始している。

JumpNetネットワークは、Enjinの「2030年までにNFTの活用をカーボンニュートラルにする計画」に沿って、企業に向けて環境に配慮したNFTを立ち上げる機会を提供する。JumpNetが使用するエネルギー量は、NFT業界で最も広く使用されているネットワークのEthereumよりも99.99%少なくなるという。
 
Microsoftは先日、JumpNetを利用して、「Global Azure 2021」イベントにおいて、7000枚のNFTを「Enjin Beam」のQRコードを通し配布した。

韓国最大のゲームソーシャルメディアであるLudena Protocolも、JumpNetで最初のトークンの発行に成功し、300万人のユーザーにNFTを提供するためにネットワークを利用する予定とのこと。

仮想通貨(暗号資産)取引所であるKriptomatは、アップグレード可能なNFTという新しい形の特典をユーザーに付与するために、JumpNetを採用した。ユーザーがEnjinのWebサイトからKriptomat取引所サービスを通じてEnjin Coin(ENJ)を初めて購入した際、「unforged」NFTがユーザーのウォレットに送信されます。以降、追加購入することにより、このNFTはアップグレードし、「Kingdom Karnage」や「Meta City Minecraft」などのビデオゲームで使用することができるようになる。

EnjinとKriptomatは、現在開発中の高機能NFTの技術を、コミュニティに貢献したいと考えている仮想通貨プロジェクトに公開していく予定と説明している。