日本ファルコム、第2四半期(10~3月)は売上高48%増、営業益89%増に 北米・欧州での販売が好調 40周年記念タイトル「黎の軌跡」は鋭意制作中

日本ファルコム<3723>は、5月13日、2021年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、北米・欧州地域における『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』『英雄伝説 閃の軌跡シリーズ』『東亰ザナドゥ eX+』の販売や、英語版PCゲームのダウンロード販売等が順調に推移したほか、新たなライセンス案件に関する契約を締結したことで、売上高、利益とも従来予想を上回り、大幅な増収増益を達成した。

売上高10億5200万円(前年同期比48.7%増)
営業利益6億5300万円(同89.8%増)
経常利益6億6200万円(同91.5%増)
最終利益4億7700万円(同97.0%増)
 

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①製品部門…売上高7600万円(前年同期比57.0%増)
PS4向けに『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス』や『イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)』『英雄伝説 閃(せん)の軌跡Ⅰ:改』や『閃の軌跡Ⅱ:改』を販売した。また、PS4向け『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ スーパープライス』や『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ スーパープライス』のほか、「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡 オリジナルサウンドトラック」や「Falcomアクースティックス2」などの音楽アルバムを発売した。

2021年6月には、PS4向けゲームソフト『那由多(なゆた)の軌跡:改』を発売する予定であるほか、日本ファルコム創立40周年記念タイトルの「軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡」は鋭意制作中となっている。

②ライセンス部門…売上高9億7600万円(同48.1%増)
『イース オリジン スペシャルエディション』や、PS4向けに『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』の英語版、『イースⅨ-Monstrum NOX-』英仏語版を発売した。Nintendo Switch向けには、『英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡:改』繁体字中国語版・韓国語版、Steam向けに『英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』のそれぞれ繁体字中国語版・韓国語版を発売した。

また、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』の英仏語版や、PS4及びPC向けゲームソフト『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)』英語版のほか、『ラングリッサーモバイル』などのゲームタイトルとのコラボ展開を進め、ユーザー層の拡大を図った。

さらに、Restar Limitedと『イース6Online~ナピシュテムの匣(はこ)~』スマートフォン用アプリの配信契約や「英雄伝説 閃の軌跡シリーズ」TVアニメ化プロジェクトに関する契約を締結している。

なお、Nintendo Switch向けに『英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改』繁体字中国語版・韓国語版や『英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改』のほか、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』繁体字中国語版・韓国語版、Steam向けに『英雄伝説 零の軌跡:改』『英雄伝説 碧の軌跡:改』繁体字中国語版・韓国語版、Nintendo SwitchおよびSteam向けに『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』英語版・繁体字中国語版・韓国語版、『イースⅨ -Monstrum NOX-』繁体字中国語版・韓国語版・英仏語版、『英雄伝説 創の軌跡』繁体字中国語版・韓国語版を順次発売する。

■通期予想は据え置き
なお、2021年9月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高25億円(前期比0.1%増)
営業利益13億円(同3.7%減)
経常利益13億円(同3.9%減)
最終利益8億6000万円(同1.8%減)
 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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