NVIDIA、RTX 3080、3070、3060Ti のマイニング対策版を5月下旬から出荷 ゲーマーの需要に応える



NVIDIAは、5月19日、「GeForce カードをゲーマーの手に行き渡るようにする更なる措置」と題した記事を公開した。

記事ではGeForce GPU は新たに製造する GeForce RTX 3080、RTX 3070 および RTX 3060 Ti グラフィックスカードについて ETH ハッシュレートを低減する追加の対策を行うことを明らかにした。

世界的な半導体不足に加え、仮想通貨のマイニング需要もあり高騰するグラフィックカードGeForceシリーズにおいて、同社のスタンスを示した内容になっている。

なお、ハッシュレートの低減は LHR の表示がある新しく製造したカードにのみ適用され、すでに販売されているカードについては適用されないとのこと。

 
■執筆者 MATT WUEBBLING
GeForce 製品は、ゲーマーのために作られた、イノベーションの結晶です。NVIDIA の RTX 30 シリーズは、第 2 世代の RTX アーキテクチャで構築され、専用の RT コアおよび Tensor コアを搭載し、素晴らしいビジュアルと性能をゲーマーやクリエイターに届けています。

NVIDIA の GPU はプログラマブルであるため、気象シミュレーションや DNA シークエンシングからディープラーニングやロボティクスまで、ユーザーは定期的に新しい使い方を見出しています。暗号資産のマイニングもその一つです。

ハッシュレートを半減
GeForce GPU をゲーマーの手に届けるために、NVIDIA は今年の 2 月に GeForce RTX 3060 グラフィックスカードの Ethereum のハッシュレートを低減して出荷すると発表しました。

本日、新たに製造する GeForce RTX 3080、RTX 3070 および RTX 3060 Ti グラフィックスカードについて ETH ハッシュレートを低減する追加の対策を行います。新しいグラフィックスカードは 5 月下旬から出荷される予定です。

ゲーマーへの明確なコミュニケーション
これらの GPU は、本来は完全なハッシュレートで発売されていたため、GeForce 製品を購入する際に、お客様が手にするものを正確に把握できるようにしたいと考えています。そのため、GeForce のパートナーは、GeForce RTX 3080、RTX 3070 および RTX 3060 Ti に「Lite Hash Rate」または「LHR」の表示を行います。この表示は、販売されている製品リストまたは製品の箱で確認できます。

ハッシュレートの低減は LHR の表示がある新しく製造したカードにのみ適用され、すでに販売されているカードについては適用されません。

ゲームのために作られた GeForce
GeForce RTX GPU は、RTX リアルタイム レイトレーシング、AI を活用した DLSS フレームレート ブースター、最良のシステム遅延を実現する NVIDIA Reflex 超高速反応レンダリングなどのさまざまな最先端技術を導入しています。それらは、ゲーマーやデジタル体験を創り出す人々のニーズに応えるために作られたものです。

この追加の措置により、より多くの GeForce カードがより適正な価格で世界中のゲーマーの手に渡ると信じています。

 
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