個人開発者の宮村あつき氏、同じ火を眺める時間を共有するゲーム『オンライン線香花火』を配信開始



個人開発者の宮村あつき氏は、『オンライン線香花火』をApp StoreとGoogle Playで6月5日よりリリースしたと発表した。広告なしの完全無料となっている。
 
本作は、「同じ火を眺める時間」を共有するゲーム。簡単な操作で誰でも遊べて、最大20人まで同時プレイ可能だ。離れたところの友人や家族、または全く知らない人と、線香花火のみを通じたコミュニケーションができる。

さらに現実の天気がゲーム内に反映されていて、天気によって花火の光り方が変わるため「今このときだけの花火」が楽しめるという。
 
なお、本作は、2020年9月1日にブラウザ向けに公開した『オンライン線香花火』のiOS / Android 版となる。特別な設定をすることなくアプリ版と PC ブラウザ版の両方から同じ空間で花火ができるので、好きな端末から気軽に楽しんでほしい、としている。


「一緒の時間を過ごすこと」を、特別な目的もなく共有する


自分の線香花火をろうそくへ近づけて火を灯してゲームを開始する。もしくは他の人の花火から火を分けてもらうこともできる。

そこからは仲の良い友人と一緒にお話をしながら線香花火を楽しんだり、となりにいる知らない人がどんな人なのか想像しながら同じ空間で線香花火を見つめたり、自分一人で最後まで落とさず静かに火を眺めたり。

自分の中にもっている線香花火にまつわる思い出と、ゲーム中に一緒に過ごす他プレイヤーとの関わりによって、自分のふるまいがおのずと変化しそのときを過ごすこととなる。


リアルタイムで現実の天気を反映


現実世界で雨が降っているとき、ゲーム内でも雨が降る。さらに空模様や気温によって線香花火の光り方や持続時間が変化し、「今このときだけの花火」ができるようになっている。


線香花火を通じて、言葉以外のコミュニケーションを楽しむ


一緒にあつまることが自然と行われていた感染症流行前、表情やしぐさ、その場所の気温や音など、ささやかな事柄の共有がとても大切だった。同じ空間にいたわたしたちは、それぞれの心や身体の距離感を気遣いながらお互いの存在を尊重して過ごしていた。このゲームでは、花火が落ちないようにゆっくりと動く、相手に火をわけるなどのささやかな所作で、そんな言語外のコミュニケーションを楽しめる。さらに写真を撮ってそのときの情景を残しておくことができる。



 

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