DNP、「KDDI ∞ Labo」の事業共創プログラム「∞の翼 2021」に参画 スタートアップとの共創による新たなアニメ・マンガのIPビジネスを創出へ


大日本印刷(DNP)<7912>は、「XRコミュニケーション事業」のビジネス創出の取り組みの1つとして、KDDI<9433>の運営する「KDDI ∞ Labo(ムゲンラボ)」が2021年6月に開始する事業共創プログラム「∞の翼(ムゲンノツバサ) 2021」に参画し、スタートアップ企業との共創による新たなアニメ・マンガのIP(知的財産)を活かしたビジネス創出を開始することを発表した。

「∞の翼 2021」は、KDDIとパートナー企業が策定した共創テーマに基づき、参画を希望するスタートアップ企業とともに新規事業創出を目指す取り組み。この中でDNPは、KDDIとともに、「新たなアニメ・マンガIPビジネスの創出」というテーマを策定し、知的財産を活かした新しい表現や体験を実現するサービスや流通モデルの創出を目指す。本プロジェクトで開発したサービスは、「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」のリアルとバーチャル双方の空間を通じて、さまざまな実証実験を行う。

また、DNPとKDDIは今回、「新たなアニメ・マンガIPビジネスの創出」というテーマで、新規事業の共同開発に加わるスタートアップ企業を募集する。

■スタートアップ企業の募集要項について
テーマ: 新たなアニメ・マンガIPビジネスの創出
目指す事業: アニメ・マンガIPの二次利用事業者向けに、新規事業の開発を支援するプラットフォームビジネス
提供できるアセット:
・東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA(リアル/バーチャル)を通じたサービスの提供
・本プロジェクトでの利用許諾が得られたIP
エントリー対象: スタートアップ企業
実施期間: 2021年6月3日から2022年3月31日 (予定)
エントリー方法 : 「KDDI ∞ Labo」公式ページにて受付

▼「∞の翼プログラム 2021」詳細ページ
https://www.kddi.com/open-innovation-program/mugenlabo/tsubasa2021/

■DNPの「XRコミュニケーション事業」と今後の展開について
ニューノーマル(新常態)の構築が進むなか、時間や距離の制限を受けない仮想空間を活用したサービスが加速していく。IoT(モノのインターネット)などを活用して現実の情報をリアルタイムに仮想空間に反映し、リアルとバーチャルの2つの空間を鏡像のように存在させる「ミラーワールド」のサービスも広がっている。また、継続的に伸長してきた日本のコンテンツ市場についても、コロナ禍においてマンガやアニメの需要がさらに高まっている。

DNPは独自の「P&I」(印刷と情報:Printing & Information)の強みとして、安全・安心に大量の情報を処理する能力や表現技術等を保有しており、多くのパートナーの強みと掛け合わせて、リアルとバーチャルの双方で新しい体験価値を創出する「XRコミュニケーション事業」を展開している。この事業の一環として、アニメ・マンガ・ゲームなどのコンテンツホルダーと協業し、リアルとバーチャルの多様な表現手法を使ってコンテンツの魅力を発信する。

DNPは「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」において、日本動画協会や多くのパートナー企業と協業し、IP(知的財産)を活かした企画展と物販を展開し、生活者に新しい体験価値を提供していく。また、ここで実施するビジネスモデルを発展させて「XRコミュニケーション事業」全体を推進していく方針だ。