Kyuzan、NFTプラットフォーム「Mint」がレイヤー2のPolygonとBSCに対応 トランザクションスピード・コスト問題の解決へ



NFT関連の開発を行うKyuzanは、同社のNFTプラットフォーム「Mint」でレイヤー2のPolygon とBSC(Binance Smart Chain)への対応を発表した。

Polygon とBSC(Binance Smart Chain)への対応で環境問題やトランザクションスピード・コストの問題を解決するという。

NFTプラットフォーム「Mint」は、Rhizomatiksが運営する「 NFT-Experiment」(※1)にも採用、世界的に高い人気を誇るアーティスト「Perfume」初のNFTアート「Imaginary Museum “Time Warp” 」の販売を開始している。

NFTを流通させる仕組みの根幹であるスマートコントラクトプラットフォーム「イーサリアム」は、そこで使用される暗号資産イーサ(ETH)の値上がりやDeFi(分散型金融/Decentralized Finance)の普及により昨今トランザクション発行数が大幅に増加し、GAS代(トランザクション手数料)が高騰している。

この問題を解決するために、安価なGAS代でトランザクションを発行できるサイドチェーンやレイヤー2ソリューションなどのスケーリング技術が注目を集めている。その中で最も注目されているソリューションの一つが、サイドチェーンかつレイヤー2ソリューションであるPolygon(旧MaticNetwork)だ。

Polygonは、Ethereumのスケーリングやインフラ開発のためのプラットフォームとして良くデザインされていて簡単に利用することができる。こうしたことから、昨今さまざまなブロックチェーンサービスで使われることで、暗号資産時価総額としても大きく評価され、暗号資産時価総額世界第18位の1兆146億円(※2)の規模を誇っている。

Kyuzanでは、自社で展開する会員数30万人を超えるNFT ゲーム「EGGRYPTO(エグリプト)」にて4月よりPolygonに対応しているものの、今回のMintでの導入はそれに次ぐものとおなる。

今回Polygonと同時にBSC(Binance Smart Chain)にも対応し、今後は海外で人気のあるFlowへの対応も検討しているという。こうした取り組みはKyuzanがこれまで数年にわたれ培ってきたブロックチェーン開発技術を基盤とするもの。

またKyuzanではNFT構築サービス「Mint」において様々な機能強化を推進していくと、同社は説明している。

【NFT構築サービス「MINT(ミント)」について】
URL: https://mintnft.jp

【NFT-Experimentについて】
URL: https://nft.rhizomatiks.com/