スタートバーン、NFT事業の構築支援サービスを開発 電通傘下のR&D推進組織と協業



スタートバーンは、電通および電通ジャパンネットワーク傘下でR&Dを推進する組織「電通イノベーションイニシアティブ」と協業し、コンテンツを取り扱う企業を対象とした、NFT事業の構築支援サービスの開発を発表した。

コンテンツを長期的に守り育むことを目的に、それに関わる全てのステークホルダーへの新しい体験や相互関係を提供するためのNFT事業構築を支援する。同サービスは、スタートバーンと電通の両社から本日(7月9日)より提供開始する。

スタートバーンは、ブロックチェーンおよびNFTを活用して、アート作品の信頼性と真正性を担保するためのインフラを構築している。昨今のNFTの動きによるコンテンツホルダーからの需要を受け、2021年5月より新たにNFT導入パッケージの提供を開始。コンテンツを取り扱う企業がNFTサービスを開始するためのブロックチェーンおよびバックエンドシステムを提供している。

コンテンツの価値を継承するために、その権利や情報の長期的な管理が重要であると認識し、現状のNFT市場の課題であるサービス同士の互換性と、サービスを横断した二次流通・利用の管理を実現した。

このたび、コンテンツ価値とファン心理を踏まえたプランニングとクリエイティブの専門性および企業ネットワークを有する電通、さらには技術・市場に関するR&Dの知見を持つDIIと協業し、より包括的なサービスの提供を開始する。

NFTの発行・管理システムに加え、販売の戦略やインターフェースの企画開発まで、コンテンツホルダーがNFT事業を開始する上で必要なシステムおよびソリューションを網羅的に提供する。コンテンツの価値継承はもちろん、クリエイターやファンを含む全てのステークホルダーの体験および関係性の向上を前提に、各コンテンツの特徴やブランド価値に合わせたNFT事業の構築を支援する。
 


■ スタートバーンによるブロックチェーン基盤の特徴

①コンテンツを長期的に守り育むために重要な二次流通管理の仕組み
・発行者やコンテンツの情報に加え、利用規約や還元金の設定がサービスを跨いで継承可能。

②ユーザーフレンドリーな仕組み
・ユーザー側でウォレットを準備する必要はなく、Googleアカウントやメールアドレスでログイン可能。
・法定通貨での決済も可能。
・ガス代(イーサリアム・ブロックチェーン上での取引手数料)は、運営サービス側が肩代わり可能。

③安価でサステイナブルな仕組み
・新たにPolygonというレイヤー2ソリューションを採用することで、取引手数料および電力消費量を削減。

④モノとの紐付け
・ICタグの技術を活用することで、デジタルだけでなくリアルなモノとNFTの情報を紐づけが可能。