エキサイト、第2四半期は減収・赤字幅縮小 広告収益改善とオンラインゲーム撤退で

 エキサイト<3754>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高49億6000万円(前年同期比12.2%減)、経常損益6400万円の赤字(前年同期1億8000万円の赤字)、四半期純損益1億0200万円の赤字(同2億3800万円の赤字)となりました。

 今年8月9日に発表した業績予想は、売上高49億8000万円、経常損益1億2200万円の赤字、四半期純損益1億5000万円の赤字でしたので、それぞれ売上高は1900万円の未達、経常損益は5700万円の上振れ、当期純損益は4700万円の上振れでの着地となります。

 売上高については、主にオンラインゲーム事業からの撤退が減収要因となりました。ポータルサイトの広告商品の強化や、直販での営業を行ったことで、広告の売上が堅調に推移したほか、電話占いサービスやプロバイダー事業が堅調だったようです。

 また利益面では、ポータルサイトの広告収益が上向いたことや、インターネット接続サービスにおけるコスト削減、オンラインゲーム事業からの撤退に伴う収益構造の安定化等が寄与したようです。

 3月通期は、売上高103億8000万円(前期比9.2%減)、経常利益1億3100万円(黒字転換)、当期純利益1億円(同82.1%増)を見込んでいます。業績回復が前倒しで進んでいるものの、急速な円高や不安定な雇用情勢を考慮し、通期の業績予想は据え置く、としています。