エキサイト、第3四半期も黒字転換-不採算事業からの撤退と広告販売の好調で

 エキサイト<3754>が2月9日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の業績は、売上高75億3900万円(前年同期比10.8%減)、経常利益6400万円(前年同期3億3600万円の赤字)、四半期純利益1300万円(同5億5600万円の赤字)だった。  同社では、不採算だったオンラインゲーム事業や音楽関連の事業から撤退したことで、10%超の減収となったものの、売上原価が低減し、黒字転換に成功した、としている。

 そのほか、年末商戦に合わせて広告商品の販売が好調だったことや、アドネットワークを活用することで、販売活動の効率化・最適化を図ったとのこと。婚活サービスの有料化や電話占いサービスの利用増なども収益を押し上げた。

 

■3月通期の見通し

 3月通期は、売上高103億8000万円(前期比9.2%減)、経常利益1億3100万円(前期2億8600万円の赤字)、当期純利益1億3700万円(同149.5%増)を見込む。業績予想に変更はなし。

 営業の提案力及び企画力の強化、コストコントロールの徹底によって業績回復は順調に推移しているものの、経済環境や広告需要の季節的な変動が大きいため、通期の予想は変更しない、としている。