ソーシャルゲーム情報の1週間を振り返る(2011年2月14日~2月18日)

2月14日から2月18日までのソーシャルゲーム業界の一週間を振り返ろう。15日で決算発表が打ち止めとなり、とたんにニュース不足に陥った一週間であった。 [2月14日] Eagle、RainbowAppsスクール3期生が「App Store」有料総合で1位獲得と発表 RainbowAppsスクールiPhoneアプリ講座3期生の臼井廉人さんが「App Store」有料アプリランキングで総合1位を獲得した。臼井さんの開発秘話は興味深い。継続的なアップデートによるソフトの改善や、テレビで取り上げられたこと、セールの実施などが奏功したとのこと。   [2月15日] ボルテージ、「ダーリンは芸能人 for GREE」が月商1億円突破-ソーシャルゲーム中心に拡大続く ボルテージのソーシャルアプリ「ダーリンは芸能人 for GREE」が月商1億円突破したことが同社の決算説明会資料で明らかになった。同社は、公式サイトで運営したアプリをソーシャルアプリとしてリリースするケースが多いが、初めから作り込まれたタイトルになっていることが強さの秘訣なのだろうか。同社は今後、30歳前後の女性をターゲットにしたタイトルや、海外展開にも取り組むとのこと。   [2月16日] バンダイナムコゲームス、韓国アンドロイド市場にコンテンツを提供-「ギャラガ」「ゼビウス」など6タイトルの予定 バンダイナムコゲームスは、韓国のアンドロイド市場向けにコンテンツ配信を開始すると発表した。韓国でもスマートフォンの普及が進んでいるようで、同社でもビジネスチャンスと判断したようだ。今後、その他のアジア地域や世界でのコンテンツ配信を行うとのこと。ガンホーNHN Japanもスマートフォンアプリの配信に取り組むとの記事があったように、ゲーム業界でもスマートフォンへの注目度が高まっている。   [2月17日] ガンホーの2011年の戦略-「Filmeee」をソーシャルゲームプラットフォームに  ガンホーの決算説明会資料が開示されたが、何と言っても注目は「ソーシャルゲームプラットフォーム戦略」だろう。同社では、スマートフォンでの展開について、Twitterクライアントアプリを基盤とし、スマートフォン版「ラグナロク」など看板タイトルだけでなく、外部の開発会社も連携できるようにする、としている。オンラインゲームで高い実績とノウハウを持つ同社だけに今後の展開が注目である。   [2月18日] エイチーム、Androidアプリ『Gingerbread Dash!』を世界配信-端末を傾けて逃げ続けよう! エイチームが世界展開を意識して制作したAndroidアプリだ。海外で有名なおとぎ話「ジンジャーブレッドマン」を題材とし、特設サイトやアプリも英語で表示するようになっており、本気度の感じられるタイトルになっている。端末を傾けて敵から逃げ続けるという、誰でも直感的に遊べるゲームになっている。今後、iPhone版をリリースする予定はあるのだろうか。