イマジニアの第3四半期決算は公式サイトや家庭用ゲーム不振で営業益56%減

イマジニア<4644>は、本日(1月31日)、第3四半期累計(4-12月期)の連結業績は、売上高が前年同期比27.0%減、営業利益が同56.6%減となった。スマートフォン普及を受けて、フィーチャフォンの公式コンテンツを中心とするモバイルコンテンツの売り上げが落ち込んだことや、パッケージソフトの販売不振などが主な要因。新規事業である投資教育事業についても費用が先行した。 同社の発表した第3四半期累計の連結業績は、売上高27億4500万円(前年同期比27.0%減)、営業利益3億4400万円(同56.6%減)、経常利益3億3500万円(同51.8%減)、四半期純利益2億5000万円(同39.5%減)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 モバイルコンテンツ事業は売上高21億5000万円(同21.1%減)、営業利益6億7100万円(同25.3%減)だった。フィーチャフォン版公式コンテンツの減収に加え、スマートフォン向けコンテンツの提供を行ったが、まだ費用先行となったようだ。 モバイルコマースは、売上高2億3700万円(12.1%減)、営業損益1900万円の赤字(同1000万円の赤字)だった。キャラクター限定商品の増加による売上高の拡大とライセンス、ライセンス販売先の拡充に取り組んだが、減収・赤字幅拡大となった。 パッケージソフトウェアは、売上高3億0600万円(60.9%減)、営業損失2200万円(前年同期2億4900万円の黒字)だった。「ビリーズブートキャンプWiiでエンジョイダイエット!」を発売したが、大幅な減収・赤字転落となった。 投資教育事業は、売上高5000万円、営業損益5500万円の赤字だった。投資信託販売支援システムの銀行と証券会社等の販売会社への営業展開とシステムの導入先の拡大に備えたファンドデータの充実を図ったが、まだ費用先行となっている模様だ。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高38億000万円(前年同期比21.6%減)、営業利益5億3900万円(同30.6%減)、経常利益5億4100万円(同21.4%減)、当期純利益3億6600万円(同11.7%減)を見込む。