デジタルガレージ、今秋にもスタートアップ企業を育成するインキュベーションセンターを設立

デジタルガレージ<4819>は、米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に、有望なスタートアップ企業の短期育成を目的としたインキュベーションセンターを2012年秋をめどに開設する。 開設予定のインキュベーションセンターは、投資から開発支援、事業育成までを行う。その準備として、米国法人Digital Garage USの完全子会社であるDigital Garage Developmentを通じて、サンフランシスコ市内にオフィスビルを取得した。8階建てのビルの1階と2階の一部を全面改装しインキュベーションセンターにする予定。 また、デジタルガレージグループのNew Contextがビルに入居する。New ContextのPresidentのイアン・マクファーランド氏は、デジタルガレージのグループCTOも兼務し、アジャイル開発やLean Startupにも精通している。氏の持つネットワークを介して、インキュベーションセンターに入居する企業を支援する有力な指導者を招聘する。 このほか、ハイテク分野の上場企業を含む優良なテナントが現在入居している他のフロアについても、中期的には事業育成のステージに合わせて出資先やグループ会社で総合的に活用していく予定。 デジタルガレージでは、「Open Network Lab」の運営で得たノウハウの提供を通じて企業を育成していくとともに、メディア・インキュベーション事業と、決済とプロモーションからなるハイブリッド・ソリューション事業を使って支援することで、国際的な投資育成のエコシステムを構築する、としている。