ガイアHD、2011年12月期は経常益135%増を達成…「JBlend」や「emblend」など基盤ソフトが伸びる

ガイアホールディングス<3727>は本日(2月13日)、2011年12月期の通期連結業績を発表し、経常利益135%増、当期純利益53%増と大幅な増益を達成した。主力のAndroidやスマートフォン向け「JBlend」が伸びたことに加え、すでに出荷中の「emblend」の販売が拡大したことが主な要因だった。 同社の発表した2011年12月期の連結業績は、売上高105億0200万円(同11.2%増)、営業利益4億1600万円(同97.2%増)、経常利益3億8400万円(同135.6%増)、当期純利益5億1000万円(同53.2%増)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソフトウェア基盤技術事業は、売上高42億8400万円(同4.9%減)、営業利益4億6800万円(同82.1%増)だった。スマートフォン対応製品であるemblendの拡張や、JBlendがフィーチャフォンに加え、Android向けにも出荷が始まるなど堅調な伸びとなった。海外市場でもフィーチャフォン向けJBlendの搭載数が引き続き増加した。 ■コンテンツ・サービス等事業は、売上高62億1700万円(同25.8%増)、営業損益4600万円の赤字(同4500万円の赤字)だった。「天空のスカイガレオン」や「空気読み。」などスマートフォン向けに提供を開始した。また連結に加わったアニメインターナショナルカンパニーによるアニメーション制作事業では、劇場版「そらのおとしもの」が人気を博すとともに、「ペルソナ4」などのアニメ制作を行った。   ■2012年12月期の見通し 2012年12月期は、売上高110億円(前期比4.7%増)、営業利益5億円(同20.2%増)、経常利益4億1800万円(同8.9%増)、当期純利益1億1600万円(同77.3%減)を見込む。