クラウドゲート、2011年12月期は減収・赤字幅拡大…大株主の河端繁氏が1億5000万円の債権放棄

クラウドゲート<2140>は、本日(2月14日)、2011年12月期の連結を発表し、売上高4億1400万円(前期比18.4%減)、営業損益7100万円の赤字(同6200万円の赤字)、経常損益7400万円の赤字(同7100万円の赤字)、当期純損益1億8000万円の赤字(同1億0300万円の赤字)だった。     同社では、減収要因については、クライアントのニーズに合ったイラスト系を中心とした単価が高いデジタルコンテンツの受託案件の獲得が進んだものの、制作体制の強化の遅れが影響し、大型案件の獲得に至らなかった。 損益面では、売り上げの減少に加え、制作部署の異動費用や、イラスト系制作業務に業態変更したことが影響した。また純損益の赤字幅拡大については、特別損失として不適切な会計処理に関する調査費用などの費用が膨らんだため。   ■2012年12月期の見通し 2012年12月期は、売上高8億4000万円(前期比102.9%増)、営業利益5800万円(黒字転換)、経常利益5400万円(同)、当期純利益1億8400万円(同)を見込む。     同社では、アバター制作だけでなく、イラスト制作も強化するとともに、コスト削減を引き続き進めていき、黒字転換を目指す。主要株主の河端 繁 氏より借入総額1億5000万円の債権放棄を受けるとのこと。さらに河端氏から8000万円の融資を受けるという。河端 氏は、京都きもの友禅の創業者として知られているが、インタースペース代表取締役社長の河端 伸一郎 氏の父である。