クックパッド、第3四半期は15%増収を達成…スマートフォン中心に課金会員数伸びる

クックパッド<2193>は、本日(3月9日)、第3四半期累計(2011年5月-2012年1月期)の業績は、売上高15.7%増、営業利益0.6%増となった。会員からの直接課金が伸びたことが主な要因で、広告やマーケティング支援事業の伸び悩みをカバーした。経常利益は減益となったが、これは営業外収益に計上された為替差損が影響したため。 同社の発表した第3四半期決算は、売上高27億9000万円(前年同期比15.7%増)、営業利益13億5900万円(同0.6%増)、経常利益13億1700万円(同1.8%減)、当期純利益7億6600万円(同6.1%増)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■会員事業部門は、売上高16億8300万円(同38.8%増)だった。iPhoneアプリは2012年1月に350万ダウンロードを突破し、Android版も200万ダウンロードを突破した。また決済方法の多様化が奏功し、スマートフォンを中心に月額課金ユーザーが大きく伸びたとのこと(下図)。2月にはスマートフォンの課金ユーザーがさらに伸びたという。     ■マーケティング支援事業部門は、売上高7億6200万円(同10.6%減)だった。新規案件の提案を十分に行えなかったことから、既存・新規共に取引顧客数が減少した。 ■広告事業部門は、売上高3億4300万円(同0.3%減)だった。サービスの月間利用者数と月間ページビュー数の増加傾向は続いており、今後も多様化してきた利用者に合った広告商品の販売拡大に注力する。   ■2012年4月期の見通し 2012年4月期は、売上高40億円(前期比22.6%増)、営業利益18億7200万円(同15.1%増)、経常利益18億2200万円(同14.3%増)、当期純利益10億0200万円(同18.2%増)を見込む。     Copyright© COOKPAD Inc. All Rights Reserved.