ソーシャルゲーム情報の1週間を振り返る(2011年2月21日~2月25日)

2月21日から2月25日までのソーシャルゲーム業界の一週間を振り返ろう。この週では、グリーが開発パートナー向けの施策を次々と発表したことが印象に残った。これに呼応したものではないだろうが、「GREE」向けの新作リリースの記事が多かったような気がしている。   [2月21日] グリー、GREEパートナー向けデバッグ・ローカライズで、デジタルハーツやポールトゥウインなど6事業者と提携 グリーがデバッグ会社と提携し、開発パートナー向けにサービスを提供するというもの。通常の発注に比べたときのコストやサービス面でメリットはわからないが、開発パートナーの提供するアプリの品質向上や海外進出を支援する施策として評価できるだろう。   [2月22日] エイタロウソフト、モバイルMMORPG「Galaxy Frontier」について、中国大手パブリッシャーThe9 Limitedとライセンス契約 国産モバイルMMORPG「Galaxy Frontier」が中国での配信されることになるようだ。エイタロウソフトはスマートフォン版「ラグナロク」の開発にも関わるなどモバイルMMOでは国内トップクラスの企業。中国だけでなく、世界展開も行なっていくとのことで、活躍には大いに期待したいところ。   [2月23日] Klab、『恋してキャバ嬢』のデートCDを3ヵ月連続でリリース-豪華特典アイテムも Klabが人気ソーシャルゲーム『恋してキャバ嬢』のキャラクターが登場するデートCDを3ヵ月連続でリリースする。特典アイテムがつくだけでなく、CDを3枚全部買うとさらに特典もあるという。人気がないとできないことだが、クロスメディア展開のひとつのあり方として注目したい。   [2月24日] グリー、開発パートナー向け「GREE Ad Program」を開始-集客と収益化を支援するサービス グリーとKDDI、今夏に、スマートフォン版「GREE」用アプリに特化した「GREEマーケット(仮称)」を提供-au端末にプリインストールも 「GREE」に限らず、ソーシャルゲームを提供する会社にとっては、集客と収益化は非常に重要な課題となっている。今週のグリーの一連の施策は、開発パートナーにとって、プラットフォームとしての「GREE」の魅力は相当高まったように思われる。   [2月25日] ネクソン、「涼宮ハルヒの憂鬱」をソーシャルゲーム化-角川からライセンスを取得し「GREE」で配信予定 ネクソンが「涼宮ハルヒの憂鬱」のソーシャルゲームに関する開発・運営権を取得し、「GREE」で配信する。ネクソンは、オンラインゲーム業界の最有力企業のひとつだが、同社がどういったゲームを提供するのか、非常に気になるところ。今後、それ以外にもタイトルをリリースするのだろうか、という点も含めて。