エンターブレイン、ソーシャルゲームのユーザー調査を実施

エンターブレインは、4月25日、国内のソーシャルゲームユーザーに対象に、サービス利用と行動意識実態調査を行い、その調査概要を発表した。 同社では、昨年9月、国内ソーシャルゲームに特化したユーザー調査を初めて行い、『ソーシャルゲームユーザー白書2011』としてまとめた。この調査では、ソーシャルゲーム市場の現状やユーザーの基本属性、課金状況をまとめたが、今回、ソーシャルゲーム継続ユーザーの行動心理に焦点を当てた掘り下げて調査を実施したという。サンプルは課金者800名、非課金者1600名(スクリーニング調査6万9570人)で、週2-3日以上利用している全国のユーザーが対象。調査手法はインターネット調査となっている。 ソーシャルゲーム利用者数調査を比較すると、前回(2011年9月)と今回(2012年2月)の16.3%から20.5%と、半年で約5%増加した。国内ユーザーは引き続き増加傾向にある、と指摘している。     また、ソーシャルゲーム継続ユーザーが初めて購入した課金アイテムについては、男女全体では「時間短縮アイテム」が25.6%でトップだった。しかし、男女別では、男性は、ゲームをより有利に進められる「ステータスアップアイテム」(29.8%)がもっとも多かったのに対し、女性は、自分のキャラクターをカスタマイズできる「アバターアイテム」(27.3%)が1位だった。     ユーザーがソーシャルゲームを継続する心理について尋ねた調査では、「モノを集めたい」という回答が30.8%とトップだった一方、2位に「人とつながりたい」(20.3%)という回答が続いた。ゲーム性だけではなく、ソーシャルゲームの特徴であるコミュニケーション要素がユーザーの継続意識を高めていることが伺えるとのこと。     調査の詳細については、『SNSアプリユーザー行動心理レポート~ソーシャルゲームユーザー白書深堀り拡大調査~』(レポートのみ・税込価格10万5000円)として、4月25日よりマーケティング情報サイト「f-ism.net」でデータ販売されている。下記サイトを参照のこと。エンターブレインでは、このほか、欧米のソーシャルゲーム白書や中国オンラインゲーム白書など興味深い資料も多数提供している。   『SNSアプリユーザー行動心理レポート~ソーシャルゲームユーザー白書深堀り拡大調査~』