1月のモバイル業界はスマートフォンの開発に特化したエンジニアの求人が増加-ワークポート調査

IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、1月のモバイル業界の採用動向の調査結果を発表した。 モバイルを含めたアプリ開発の求人は、その半数近くをスマートフォンアプリ向けの求人が占め、「iPhone・Androidアプリエンジニア」とスマートフォンの開発に特化したエンジニアの求人が増加した、としている。 求められる要件は、C、Objective-C、Javaなどの言語経験で、さらにWeb系アプリ開発経験があればスマートフォンアプリの開発経験がなくても優遇される傾向にあるのこと。 スマートフォン開発では、ゲームや電子書籍といったエンタメ系から業務系まで多岐にわたるアプリを手がけるため、エンジニアとしての市場価値を高めるには絶好の環境にあるという。 一方、モバイルサイト制作・デザイナー職の採用は、消極的ではないが、落ち着いたようだ。そうしたがなか、ガラケー向けのサイトデザインや、スマートフォン向けのデザインでは、「Flash」や「イラスト力」、「htmlやcssに関する知識」を有する人材のニーズが高い状況が続いている。 モバイルプランナー・ディレクターでは、これまで自社メディアを運営する企業からの求人が大半だったのに対し、1月に入ってから、ネット広告代理店のモバイル部門や、モバイル専業の企業からの求人が相次いだことが特筆すべき変化と指摘している。 なお、ワークポートでは、モバイルプランナー・ディレクターではスマートフォン向けの職種を新設する動きが見られたとし、スマートフォンメディア向けのアドネットワークの広告価値が認められはじめている昨今、今後はこの分野の求人も増加すると予想している。 ■IT転職ナビ: http://www.itnavi.jp/ ■IT・インターネット・ゲーム業界転職支援: http://www.workport.co.jp/