MUMSS、ソニーの「Outperform」継続-NGPとPS3でPS2時代の営業利益率目指す

三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、3月2日付けのレポートで、ソニー<3758>について、レーティング「Outperform」、DCF前提の今後12ヵ月間の目標株価3550円の継続とした。ソニーとSCEが、NGP発表を踏まえて、Q&Aスタイルの説明会を開催したとのことで、今回はそれを受けてのレポートとなっている。 会社側では、NGPについて、ユーザーフレンドリーながらも、ハードウエアで採算が合う価格で提供することを想定しており、中期的には、現状のPSPの累計販売台数を超えることが目標。さらに、「PS3 」との相乗効果により、「PS2」 時代にあげた営業利益率に回復させることが目標だという。 MUMSSによれば、「PS2」 の販売台数が過去最高になった2003年3 月期のゲーム事業の営業利益率は11.8%。MUMSSでは、SCE がNGPの高性能デバイスを生かせるキラーソフトを開発・拡販ができれば、目標の達成可能と判断しているとのこと。ただ高性能なデバイスが多いことから、発売時期までに廉価な価格で充足できるかが課題と指摘している。