ソーシャルゲーム情報の1週間を振り返る（2011年2月28日～3月4日）

2月28日から3月4日までのソーシャルゲーム業界の一週間を振り返ろう。お知らせだが、来週から運営体制を変更する。原則、昼間は記事の投入は行なわず、朝方と夕方以降に集中的に記事を更新する形としたい。 　 ［2月28日］ グリー、Android版「GREE」で開発パートナーによるネイティブアプリを提供 グリーがAndroid版「GREE」でも開発パートナーによるネイティブアプリを配信すると発表した。2月8日に、開発パートナーによるiPhoneアプリの提供を開始すると発表したが、それに続くスマートフォン対応となる。2月以降のグリーの攻勢は凄まじい。 　 ［3月1日］ 野球ゲームのリリースラッシュ 恐らく日本野球機構との取り決めがあるのかわからないが、この日は、プロ野球を題材にしたソーシャルゲームのリリースラッシュだった。 ・「ニフティとスマイルラボ、「モバゲータウン」で「やきゅコレ」の正式サービス開始」 ・「実在の野球選手が登場する野球シミュレーションゲーム－モブキャスト、「ゲムッパ」で『モバプロ』を本格オープン」 ・「ASJ、「ドリームベースボール」で「DBBワールド」を追加－プロ野球選手育成・戦略シミュレーションゲーム」 ・「フジテレビとユナイテッドV、『キミスタ～プロ野球カードスタジアム　キミのオールスター』の2011年度サービス開始」 ・「コナミとグリー、今春にも初のNPB公式ライセンスのソーシャルゲーム『プロ野球ドリームナイン』の提供開始」 ・「サイバークエスト、「モバゲータウン」で新感覚プロ野球育成ゲーム『FLB』の配信開始」 　 ［3月2日］ 写真を思い出の場所に残そう－エイチーム、Androidアプリ『Camelog』を配信 エイチームが位置情報とARを使ったAndoroidアプリ『Camelog』の配信を開始した。つぶやきと写真を共有する点に新しさを感じるという意見があった。エイチームは、最近、スマートフォンへの対応を強化していることが伺えるが、リリースされるゲームやアプリは斬新なものが多いように思う。 　 ［3月3日］ ボルテージ、「モバゲータウン」に参入－第1弾は「恋人はキャプテン for モバゲー」 ボルテージが「モバゲータウン」に参入する。すでに決算説明会で明らかにしていた方針だったが、いよいよ動き出した。同社は、「GREE」では早い段階から恋愛ゲームを提供していたが、「モバゲータウン」では、すでに多数の恋愛ゲームが提供されている。いわば後発組として出て行くことになるわけで、どうやって市場に食い込んでいくのかが注目される。 　　 ［3月4日］ ネクソン、今夏にも「Facebook」で『MapleStory Adventure』を配信－3月中にはiOSアプリ『Kartrider Rush』も発売 ネクソンが今夏にも「Facebook」で『MapleStory Adventure』を配信するとのこと。ネクソンは、昨年10月にはFLASHゲームの開発会社に資本参加していたが、このための布石だったのだろうか（関連記事）。ネクソンは、すでにスマートフォンや「mixi」などで自社タイトルを題材にしたアプリを提供するなどワンソースマルチプラットフォーム戦略を推進している。