DAC、スパイアのモバイルレップ事業を1億3000万円で取得

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)<4281>は、本日(5月30日)、子会社スパイアより、スパイアのモバイルレップ事業を10月1日付で取得する、と発表した。譲渡価額は1億3000万円。 スパイアのモバイルメディアレップ事業では広告代理店へのモバイルメディアの販売、仕入れを行なっているが、スマートデバイスへのさらなる対応を強化するため、メディアレップ機能の集約化を図ることが必要と判断した、としている。 一方、スパイアは、自社スマートフォンアプリケーションを中心としたメディア事業に加えて、アドテクノロジーを活用したデバイスを問わない広告代理事業といった、新しい事業を展開する方針。 両社では、消費者の携帯端末がフィーチャーフォンからスマートフォンに移行することに伴い、フィーチャーフォン広告市場が縮小する一方、スマートフォン広告市場が急速に拡大している。同社では、近くスマートフォン広告市場の拡大がフィーチャーフォンの縮小を補完し、さらにモバイル広告全体を大きく伸長させると見ているという。 なお、全額現金で決済する予定。DACの連結業績に与える影響は、連結子会社からの取得となるため、軽微となる見通し。また、スパイアの業績に与える影響は、譲渡しなかった場合に比べて、売上高7億0700万円、営業利益1000万円減少する見通しだが、特別利益として1億3000万円計上する。