クックパッドの1Qは30%増収・46%営業増益…プレミアム会員収入と広告収益が伸びる

クックパッド<2193>は、この日(9月7日)、第1四半期(5-7月期)の単独決算を発表し、売上高11億0300万円(前年同期比30.6%増)、営業利益5億6300万円(同45.8%増)、経常利益5億5200万円(同53.5%増)、四半期純利益3億4200万円(同69.9%増)となり、増収増益となった。     同社では、会員事業においてスマートフォンユーザーを中心にプレミアム会員数80万人突破と順調に増加したことに加え、ネットワーク広告の収益が伸びたため、としてる。人件費を中心に販売管理費が15.8%増と伸びたものの、増収効果で吸収した。     ■運営サービスの状況は、2012年7月のクックパッドの月間利用者数は、PCからの利用が1269万人、モバイルからの利用が1342万人となり、モバイルからの利用がPCの利用を上回った。特にスマートフォン向けブラウザからの利用者数が順調に増加し、前年同月比4.2倍にあたる531万人となった。またレシピ数も堅調に増加し、2012年7月末には累計レシピ数が127万品を超えた。 ■会員事業の売上高は、前年同期比25.7%増の6億8100万円だった。スマートフォンからのプレミアムサービス入会者数が増加し、2012年7月末のプレミアム会員数は80万人を超えた。また合計600kcal前後で一汁三菜の献立を提案する「太らない簡単こんだて」、専門家がスポーツ・美容・健康などのテーマごとに監修する「プレミアムカテゴリ」などの新サービスを追加して、プレミアムサービスの付加価値向上による利用者数の拡大を図った。iPadアプリ版「クックパッド」もリリースした。     ■広告事業の売上高は、前年同期比39.2%増の4億2000万円だった。震災の影響を受けた前年同期比では大きく伸長する結果となり、ネットワーク広告の提供も拡大した。今後はサイトリニューアル後の表現力の大きな広告パネルを活かし、広く商品認知を提供するリーチ型の広告商品に注力して事業を成長させていく。   ■通期予想は非開示も増収・営業増益の見通し 2013年4月期の業績予想は非開示。ただし、「平成25年4月期の業績予想につきましては、売上高と営業利益は平成24年4月期を上回ると見込んでおります。 」としている。