アイフリーク、デコメ不振で業績予想を下方修正…永田氏が代表取締役社長兼会長に

アイフリーク<3845>は、11月9日、2013年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高16億4200万円(前回予想31億1100万円)、営業損益3億8600万円の赤字(同損益ゼロ)、経常損益3億9600万円の赤字(同損益ゼロ)、当期純損益4億8100万円の赤字(同損益ゼロ)とした。  

  同社では、主力のデコメについて、収益基盤の構築を進め、スマートフォン向けに新規に構築した事業に関して会員基盤の構築は順調だが、一部サービスでの広告収益の収益化が想定より遅れているため、としている。 Eコマース事業も、薬事法・景品表示法の運用規制強化やスマートフォンとソーシャルメディアの拡大による消費スタイルの変化によって、サービス競争が激しさを増し、大幅なモデルチェンジを図っているものの、今期中での収益回復には至らなかったとのこと。   ■永田氏が代表取締役会長兼社長に アイフリークでは、今回の下方修正の経営責任を明確化するため、代表取締役社長の伊藤幸司氏が取締役となり、永田麻里子取締役会長が代表取締役会長兼社長に就任する、と発表した。 また2013年4月をめどに、持株会社体制に移行する。「株式会社アイフリークホールディングス」を設立し、アイフリークを複数の事業会社に分割し、それぞれを事業子会社とする方針。これについては、3月開催予定の臨時株主総会での承認可決が前提となる。